2019年3月のアルバイト平均時給は全国平均1,039円~ゴールデンウィークの繁忙期に備え、「フード」「販売」「ホテルスタッフ」は採用を強化(アルバイト求人情報サービス「an」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、求人情報メディア「an」に掲載された求人広告から平均時給を分析しています。2019年3月の結果をお知らせします。
※2019年3月データより市況感に合わせたサンプル数に変更しており、過去のデータについても再集計を行っております。
※「an」で実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しております。
【 全体 】~平均時給 1,039円。求人数はほぼ横ばいだが、全国的に採用ニーズが高い状況は継続
2019年3月の全国平均時給は1,039円(前月1,051円、前年同月1,027円)となりました。前月比-12円、前年同月比+12円となりました。求人数※1は前月比99.7%、前年同月比144.9%となりました。
※1:「an」サイトの求人掲載数
【 エリア別 】~「東海エリア」は採用ニーズが高まり、都心部と郊外エリアの平均時給が同水準に上昇
エリア別平均時給は「関東エリア」が1,102円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,025円、「東海エリア」が1,020円、「北海道エリア」が935円、「九州エリア」が925円、という順になりました。「九州エリア」は、博多・天神エリアの都市開発により増加していた採用のニーズが落ち着き、平均時給は減少。「東海エリア」では、名古屋市港区や豊川市などの郊外にショッピングモールのオープンが相次いだことにより、「フード系」「販売系」の求人数が増加しています。特に「フード系」の平均時給は、栄や名古屋駅周辺の都心部と同様の水準に引きあがっています。
【 職種別 】~2019年10月の介護報酬制度の改定に伴い、「介護・福祉」の求人が増加
職種別平均時給は「専門職系」(1,301円)が最も高く、次いで「運輸職系」(1,152円)、「事務系」(1,080円)、「サービス系」(1,058円)、「技能・労務系」(1,049円)、「フード系」(998円)、「販売系」(948円)と続きました。2019年10月に、介護・福祉職の定着率の向上、長期就業している介護職員の賃金を引き上げるための取り組みとして、勤続年数が長い介護福祉士※2に対し賃金を上乗せする「介護報酬制度」が改定されます。改定後は、介護・福祉領域で働く人の転職活動が落ち着くと予想され、今のうちに人材を確保しようと、「専門職系」に分類される「介護・福祉」の求人が増加しています。
※2:一定のルールにのっとり、その他の介護職員、その他の職種にも適応される
【 解説 】~ゴールデンウィークに向けて、「フード」「販売」「ホテルスタッフ」の需要が高まる
3月の全国平均時給は、例年通り、学生の卒業シーズンに伴う入れ替えによる「フード系」「販売系」のレギュラーバイトの需要が高まったことにより、減少しました。また、引っ越し需要により「運輸職系」は求人数・平均時給ともに上昇しました。初の10連休となるゴールデンウィークに備え、「サービス系」に分類されるホテルスタッフや、「フード系」「販売系」の求人数が増加傾向にあります。4月の全国平均時給は大型連休に伴い、比較的時給の高い短期の求人が増加することが見込まれますが、引き続き「フード系」のレギュラーバイトのニーズが高まるため、横ばいもしくは微減となる見通しです。(an編集長 川合 恵太)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /4月11日発表・同社プレスリリースより転載)