3割の企業は、選考合格者数が計画を下回る、経営者や部門責任者の関与度合いに差あり~企業人事600人に聞いた中途採用の課題:リクルートキャリア
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 大三)は、中途採用を実施している人事担当者に対してアンケートを実施し、628人から回答を得ました。このたび「中途採用の課題」について調査結果がまとまりましたので、一部を抜粋してご報告申し上げます。
■調査結果トピックス
・選考合格者数の計画を「下回っている」企業は35.7%で、「上回っている」企業の15.9%より多い
・選考合格者数が計画を「上回っている」と回答した企業の方が、採用業務に経営者、部門責任者が関与している割合が高い
・中途採用における課題のトップは、「採用予算がかけられない」(33.9%)
■解説
採用戦略は「人事の孤軍奮闘型」から「経営・人事・現場の三位一体型」へ
本調査では、約3割の企業が、中途採用における選考合格者数で「計画を下回っている」結果となりました。企業の採用難が見てとれ、事業活動へのマイナス影響も想定されます。
そうした状況下で、選考合格者数が計画を「上回っている」と回答した企業ほど、採用戦略や募集要項の策定に、「経営者」、「部門責任者」が関わっているという結果が見られました。今後、経営や現場がいかに採用にコミットするかが、企業の持続的な事業成長の明暗を分けるカギになると考えます。(リクナビNEXT編集長 藤井 薫(ふじい・かおる))
■中途採用における「選考合格者数」の状況
計画を「下回っている」企業が「上回っている」企業より多い
「選考合格者数」の状況について見たところ、計画を「下回っている」と回答した企業は35.7%となりました。
各職種を募集する企業ごとの回答をみても、企画・マーケティング職を除いたすべての職種で、計画を「下回っている」方が「上回っている」より高いという結果となりました。
■中途採用業務への関与者
選考合格者数が計画を「上回っている」と回答した企業ほど、採用業務に経営者、部門責任者が関わる
採用業務に対しての各部門の関与を見たところ、「採用予算の策定」、「採用戦略の策定」、「募集要項の考案」の各項目で、人事部門の関わりが強いという結果となりました(※プレスリリース本編 P.6「データ集」参照)。
一方、選考合格者数が計画を「上回っている」企業と「下回っている」企業の違いを見たところ、「上回っている」と回答した企業ほど、「経営者や、求人を出している部門責任者の採用業務への関わりが強い」という結果となりました。
「採用予算の策定」は、経営者の関与に10.0ポイントの差があり、「募集要項の考案」では、求人部門の責任者の関与に12.6ポイントの差があります。
本件の詳細はこちらをご覧ください。
■調査概要
実施期間:2018年9月21日(金) ~ 2018年9月30日(日)
調査対象:企業の採用戦略策定に関与している方
回答数 :対象者739名のうち、中途採用を実施していると回答した628名
調査方式:インターネット調査(調査協力:株式会社マクロミル)
※調査結果の注意点
%を表示する際に小数点第2位で四捨五入しているため、単一回答の場合は100%、複数回答の場合は合計値に一致しない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社リクルートキャリア https://www.recruitcareer.co.jp//12月3日発表・同社プレスリリースより転載)