大卒就職者の入社後3年以内離職率は約20年間、3割前後で推移。早期転職者の離職理由は「仕事内容への不満」、「人間関係への不満」の2項目が突出して高い~『若者にとって望ましい初期キャリアとは』調査結果:全国求人情報協会
公益社団法人全国求人情報協会の専門部会である「若者の就職・転職の在り方に関する研究会」は、調査・研究活動の一環で、大学卒業後に正社員として就職した若手社会人を対象に調査を実施し、就業、離職、転職等の状況について『若者にとって望ましい初期キャリアとは』(冊子)にまとめましたので、一部を抜粋し、ご報告します。
<TOPICS>
- 入社後「3年3割」は約20年間続いている。
- 早期転職者のうち、初職と比較して「小規模の企業に転職した割合」は32.3%で、「賃金が1割以上減少した割合」は45.6%となった。
また、「小規模企業への転職」や、「賃金が減少する転職」ともに半数以上が満足と回答。
- 早期転職者における、早期離職の理由は「仕事内容への不満」51.5%、「人間関係への不満」40.9%の2項目が突出して高い。
- 早期転職をしたかどうかにかかわらず、現在の自分の仕事に対し「活躍実感がある人」は25.1%、そのうち「現在の仕事に納得している人」は64.9%となった。一方、「活躍実感がない人」は37.7%で、そのうち「現在の仕事に納得している人」は25.1%となった。
- 望ましい初期キャリアの要素を「自己理解」「仕事理解」「キャリア積極性」の3要素(計8項目)とし仕事に対する納得度との関係を見たところ、3要素ともに納得度との相関がみられた。
- 学生生活から入社後における様々な経験と、望ましい初期キャリアの要素の関係をみたところ、特に就職活動では、条件(労働時間・給与など)よりも仕事の意義や意味を重視して企業選びをすることが望ましい初期キャリアの要素獲得につながりやすいということがわかった。
※詳細、その他の調査結果については『若者にとって望ましい初期キャリアとは』冊子をご参照ください
<調査の概要>
調査名:若者の早期離職に関する調査
調査目的:4年制大学を卒業して就職した社会人について、離職・転職の実態や、就業意識等を把握すること
調査方法:インターネット調査(調査実施機関:株式会社インテージ)
調査時期:2018年6月6日~2018年6月19日
調査対象:4年制大学を卒業し、就業経験のある3年目〜6年目の社会人1904人
本調査リリース資料、および、PDF版冊子は、こちらからダウンロードできます。
●本調査リリース
●冊子(PDF)
<お問い合わせ先>
公益社団法人全国求人情報協会 吉田修、佐藤日出男
Tel 03-3288-0881 cyousa@zenkyukyo.or.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(公益社団法人全国求人情報協会 https://www.zenkyukyo.or.jp/ /10月31日発表・同社プレスリリースより転載)