2018年9月の転職求人倍率は前月比0.12ポイント減の2.35倍~~求人数は一時的に減少。異動の時期も重なり、転職活動を開始する人が増加(転職サービス「doda(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2018年9月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2018年9月の概況
2018年9月の転職求人倍率は、前月比‐0.12ポイントの2.35倍となりました。求人数は前月比98.0%、前年同月比108.4%となりました。転職希望者数は前月比103.0%、前年同月比108.9%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは8業種のうち「金融」で、増加率は104.3%となりました。職種別で求人数が増加したのは、11職種のうち「営業系」で、増加率は前月比102.1%でした。
■解説 ~上半期の採用が佳境を迎える。10月は年明け入社に向けた転職活動が本格化~
9月は前月と比較し求人が減少しましたが、前年同月比では108.4%となりました。9月は上半期末にあたり4~8月に募集を始めたポジションの採用に力を入れる企業が多く、追加で募集を始める求人が少なかったことが要因です。ただし、求人数の下がり幅は前年同様の前月比98.0%で、一時的な減少と考えられるでしょう。一方で転職希望者数は前年同月比を越える状態が続いています。9月は多くの企業で異動の内示が出る時期でもあり、転職を一つの選択肢として活動を始める人が多かったためと予想されます。前年同月比は、求人数、転職希望数ともに10%ほど伸びています。求人のバリエーションが広がり、転職先の選択肢が多い状態は継続しているので、転職希望者にとってはよい状態が続いています。
10月は3月に向けた募集が始まるため求人数は増加するでしょう。転職希望者数は、年始から新しい会社に移ろうと転職活動を本格的に始める人が増えるため、10月に増加し、年末にかけて減少する傾向にあります。そのため、10月の求人倍率は9月と同じ水準かやや下降する見込みです。(doda編集長 大浦 征也)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp//10月9日発表・同社プレスリリースより転載)