建設業界で女性がもっと働きやすくなるための条件、「職場環境や設備の整備」が42.3%と最多~建設エンジニアを対象とした職場環境に関するアンケート調査:コプロ・エンジニアード
政府が「働き方改革」や「女性活躍」を推進する中、男性が働くイメージが今尚強い建設業界でも女性が活躍する現場が増えつつあります。他方で、女性が働きやすい職場環境や条件が整っていない現場もあります。そのような中、建設エンジニア専門の人材派遣を手掛けるコプロ・エンジニアード(代表取締役社長:清川甲介、本社:名古屋市、以下「当社」)は、当社に在籍する三大都市圏の建設エンジニアに、職場環境に関するアンケート調査を行い、男女296名から回答を得ました。その結果、建設業界で女性がもっと働きやすくなるための条件として、「職場環境や設備の整備」、「職場の人の教育・意識を変える」、「労働時間を柔軟にする」、「女性技術者を増やす、女性管理職を増やす」の4つが上位に挙げられました。回答者からは、建設現場で女性が働きやすくなるために必要な具体的な取り組みについての意見も集まりました。
1.建設業界で女性がもっと働きやすくなるための上位4条件
「職場環境や設備の整備」(42.3%)、「職場の人の教育・意識を変える(18.1%)、「労働時間を柔軟にする」(14.3%)、「女性技術者を増やす、女性管理職を増やす」(14.3%)です。
<建設エンジニアによる「女性が働きやすい現場」にするための具体的な意見>
・建設現場で女性が働きやすくなるために必要な具体的な取り組みについての意見も集まりました。
1)「職場環境や設備の整備」・・・女性用トイレ、女性用更衣室、女性用シャワールーム、女性専用休憩室などのスペースの整備などが求められています。
2)「現場の人の教育・意識を変える」・・・男女共同参画やセクハラ・パワハラ防止の教育、偏見をなくすこと、ソフトな話し方、相手を尊重し思いやる意識を持つことなどが求められています。
3)「労働時間を柔軟にする」・・・残業が無く定時に帰れるようにすること、産休や育児休暇、時短勤務、フレックス勤務、在宅勤務、子どもの急な体調不良の場合の臨機応変な対応など、生活スタイルに合わせた柔軟な働き方が求められています。
4)「女性技術者を増やす、女性管理職を増やす」ことで、女性同士で話し合える環境や、ロールモデルをつくること、また女性管理職を増やして女性の意見を通せるようにすることなどが求められます。
2.現在働いている現場は、およそ6割が「女性が働きやすい職場」と認識
・「働きやすい」は27.0%、「どちらかと言えば働きやすい」は32.4%、合計は59.4%です。
・この結果の背景として、当社では、女性エンジニアの派遣先として、女性が働きやすい環境を整備したり、女性が働く現場の人に対する必要な教育がなされている、大手ゼネコンの現場とマッチングするケースが多いということがあります。
【調査概要】
・調査目的:女性の建設エンジニアが働きやすい職場をつくる上で必要な要素を確認するため
・調査主体:株式会社コプロ・エンジニアード
・調査対象:コプロ・エンジニアードの東京第一支店・東京第二支店・大宮支店・名古屋支店・大阪支店に所属する建設エンジニア(施工管理者、CADオペレータなど)、有効回答は296名、職種の内訳は「施工管理者」71.6%、「CADオペレータ」19.6%、「その他・不明」8.8%。・調査方法:年1回、全国の支店で開催する技術社員の集会「コプロ・コンベンション(安全大会)」の会場において、アンケート用紙に記入してもらい、回収した。
<お問い合わせ先>
株式会社コプロ・エンジニアード 広報室 岩城
〒450-6427 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28-12大名古屋ビルヂング27階
TEL:052-589-3068 FAX:052-589-3067
E-mail:y.iwaki@copro-e.co.jp
◆本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社コプロ・エンジニアード http://www.copro-e.co.jp/ /9月4日発表・同社プレスリリースより転載)