2018年5月 アルバイト平均時給　全国平均1,032円～お中元シーズンに向け、軽作業の求人数が増加。高齢者や外国人の採用も活発に（アルバイト求人情報サービス「an」調べ）：パーソルキャリア

総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社（旧社名：インテリジェンス、本社：東京都千代田区、代表取締役社長：峯尾 太郎）が運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、求人情報メディア「an」に掲載された求人広告から平均時給を分析しています。2018年5月の結果をお知らせします。

※2016年5月データより市況感に合わせたサンプル数に変更しており、過去のデータについても再集計を行っております。
※「an」で実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しております。

【全体】 ～ 平均時給 1,032円。前年同月比 39カ月連続で平均時給上昇
2018年5月の全国平均時給は1,032円（前月1,037円、前年同月996円）となりました。前月比-5円、前年同月比＋36円となり、前年同月比は39カ月連続で増加しました。求人数(※1)は前月比98.2％、前年同月比131.4%となりました。

※1：「an」サイトの求人掲載数

【エリア別】 ～ 「東海エリア」は2018年9月の大型商業施設オープンに向け、案件数増加の見込み
エリア別平均時給は「関東エリア」が1,096円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,019円、「東海エリア」が1,015円、「九州エリア」が910円、「北海道エリア」が904円という順になりました。特に「北海道エリア」は39カ月連続増、「九州エリア」は57カ月連続増と、前年同月比を上回る状況が継続しました。「東海エリア」では、2018年9月に大型商業施設のオープンを予定しており、夏ごろからサービス系やフード系の求人数が増加する見通しです。

【職種別】 ～ お中元シーズンに向け、仕分け・梱包などの案件が増加。高齢者や外国人の採用も活発に
職種別平均時給は「運輸職系」（1,249円）が最も高く、次いで「専門職系」（1,244円）、「サービス系」（1,042円）、「事務系」（1,033円）、「技能・労務系」（1,011円）、「フード系」（981円）、「販売系」（965円）と続きました。お中元シーズンに向けて、「技能・労務系」に分類される仕分けや梱包など、軽作業の求人数が増加し、時給は前月比+13円の増加となりました。軽作業のスタッフが多い工場や物流倉庫では、求人数の増加に伴い、高齢者や外国人の採用を積極的に行っています。

【解説】 ～ 就職活動シーズンの本格化に伴い、レギュラーバイトの需要が増加
5月の全国平均時給は前月比-5円で、減少トレンドとなりました。5月は、就職活動シーズンの本格化に伴うスタッフ入れ替えや、新生活を始めた大学生が、落ち着いてアルバイトを探し出す時期ということもあり、ゴールデンウィーク明けから学生採用の動きが活発化しました。中でも、レギュラーバイトが多い「フード系」や「サービス系」の職種を中心に求人数が増加しています。6月は、引き続きレギュラーバイトの募集が増加する一方、夏季シーズンに向けて、イベントやアミューズメント施設など、短期バイトの募集開始が予想されるため、平均時給は横ばいとなる見通しです。（an編集長 川合 恵太）

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（パーソルキャリア株式会社　https://www.persol-career.co.jp/ ／ 6月14日発表・同社プレスリリースより転載)