求められる「インフルエンサー」 採用を優遇する企業も
SNSなどを通じた個人の情報発信が大きな影響力を持つ現在、採用においても情報発信力の高い「インフルエンサー」を重視する企業が増えている。
メガネの製造・販売を行う株式会社オンデーズでは、2017年から、SNS(Instagram、Facebook、Twitter)でフォロワーが1500人以上いる人を対象に「インフルエンサー採用」を実施。対象者は書類選考時にSNSアカウントを共有すれば選考を優遇され、入社後にも基本給与にプラスして、5万円のインフルエンサー手当が支給される。
また、株式会社サイバーエージェントの連結子会社である株式会社サイバー・バズでも、2019年度卒業・修了見込みの学生を対象に「インフルエンサー採用」を実施。SNS(Instagram、Facebook、Twitter)において、直近1ヶ月以内の投稿で、「いいね!」数が300以上ついた投稿があることを条件に採用を行っている。
情報発信力のある人材を獲得することで、自社の魅力のPR効果が期待できる。また、多くの反響を得ているインフルエンサーはセンスやマーケティング力に優れているので、優秀な人材の獲得にもつながる。誰もが気軽に情報を発信できるようになった現代、SNSは新たな情報インフラとなりつつある。インフルエンサーを求める企業の動きは、ますます活発になるのではないだろうか。
(『日本の人事部』編集部)