出戻り社員の受け入れ実績がある企業は2016年より増加。一方、制度化は進まず。~『企業の出戻り(再雇用)実態調査2018』:エン・ジャパン
人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)が運営する人事向け総合情報サイト『人事のミカタ』上でサイトを利用している企業の人事担当者を対象に「企業の出戻り(再雇用)」についてアンケート調査を実施。661社から回答を得ました。以下、概要をご報告します。
<調査結果 概要>
●出戻り社員の受け入れ実績がある企業は2年前より増加。一方、制度化は進まず。
●出戻り社員を再雇用した理由は「即戦力」と「人柄を知っている安心感」。出戻り社員のきっかけとしてもっとも多いのは「本人からの直接応募」。
●出戻り社員に対する職場の反応を「良好」と回答した企業は8割超。
●「条件が合えば出戻り社員の再雇用をしたい」と回答した企業が約7割。
<調査結果 詳細>
1:出戻り社員の受け入れ実績がある企業は2年前より増加。一方、制度化は進まず。「一度退職した社員を再雇用したことがありますか」と伺ったところ、72%の企業が「再雇用したことがある」と回答しました。2016年の調査に比べ5ポイント増加しています。「再雇用を制度化しているか」については8%にとどまっており、再雇用は制度化せずに行なわれるケースが多いことがわかります。
2:出戻り社員を再雇用した理由は「即戦力」と「人柄を知っている安心感」。出戻り社員のきっかけとしてもっとも多いのは「本人からの直接応募」。
「再雇用したことがある」と回答した企業にその理由を伺うと「即戦力を求めていたから」(72%)、「人となりがわかっているため安心だから」(68%)という回答が上位に挙げられました。また、再雇用することになったきっかけとしてもっとも多いのは「本人からの直接応募」(59%)でした。再雇用は、周囲からの声がけよりも本人の意思によるものが多いことがわかります。
3:出戻り社員に対する職場の反応を「良好」と回答した企業は8割超。
再雇用したことがあると回答した方に、再雇用後の周りの社員の反応について伺うと、83%が良好(「とても良い」(19%)、「まあまあ良い」(64%))な反応だったと回答しました。ネガティブな反応(「あまり良くない」「とても悪い」)は9%と少数に留まっています。
4:「条件が合えば出戻り社員の再雇用をしたい」と回答した企業が約7割。
出戻り社員の再雇用について今後の予定を伺ったところ、約7割の企業が「自社に必要な能力があれば再雇用したい」(69%)と回答しました。「今後も再雇用する予定はない」は5%に留まっています。
コメントには「仕事の流れがわかっているので仕事に馴染むのがスムーズ」、「採用・教育コストが押さえられる」などが多く挙げられており、即戦力採用の一手として再雇用を捉えている企業が多いようです。
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査期間:2018年2月28日~3月27日
■回答企業数:『人事のミカタ』を利用している企業661社
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(エン・ジャパン株式会社 http://corp.en-japan.com/ / 4月19日発表・同社プレスリリースより転載)