グループ社員約1万人を対象に月額1万円のベースアップを実施。月例賃金を3%超引き上げ。「自分磨き制度」新設により年6万円相当も支給~2019年3月期賃金引き上げ等の方針を決定:オリックス
オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、来期(2019年3月期)の賃金引き上げ等の方針を以下の通り決定しましたのでお知らせします。
2018年4月より、オリックスグループの国内主要14社(*1)において、「月額1万円の賃金引き上げ(ベースアップ)」を実施します。これにより、月例賃金(*2)では管理職を含む全社員を対象に、平均で約3.3%(定期昇給を含む)、管理職層未満では約5.4%(同左)の引き上げとなります。オリックスグループでは当期(2018年3月期)まで4期連続で賃上げを行っており、今回の決定により5期連続で実施します。なお、賞与については当期の決算確定後に別途決定する予定です。
また、月例賃金の引き上げにとどまらず「自分磨き制度」を新設するとともに、「リフレッシュ休暇取得奨励金」の引き上げを併せて行います。
「自分磨き制度」では、自己研鑽や健康増進、家庭と仕事の両立など、指定された福利厚生メニューの中から、社員一人一人が自由に選んで使える年間6万円分のポイントを付与します。現有の福利厚生制度に加えて、本制度を二階建てで新設することで、働き方改革により生まれた時間の有効活用を促し、仕事への好影響をもたらすことを目指します。
当期から新設した「リフレッシュ休暇取得奨励金制度」は、5営業日以上連続して休暇を取得した場合に、職位に応じて3~5万円の奨励金を支給しているもので、来期より奨励金額を一律5万円に引き上げます。1週間以上の連続休暇取得を促進することで、社員の心身リフレッシュとともに、チームワークの向上や業務の属人化防止などを図ります。
オリックスでは、3ヵ年計画の最終年度である当期の連結当期純利益目標3,000億円の達成に向けて、業績は順調に推移しています。過去最高益の更新へと推移する業績に対する社員への利益還元と、国内外のマーケット変化に対応したビジネス展開を加速化していく上で、多様な価値観を持った人材が生き生きと働ける職場環境が必須であると考え、働き方改革を推進し、生産性の高い職場づくりに向けた取り組みを行います。
今回の取り組みにより、個人消費拡大による経済の好循環と、これを後押しする賃金引き上げに対する社会からの要請にも応えます。
*1 対象グループ会社:オリックス、オリックス不動産、オリックス自動車、オリックス・レンテック、オリックス銀行、オリックス・クレジット、オリックス債権回収、オリックス環境、オリックス資源循環、オリックス・システム、オリックス・インテリア、エヌエスリース、オリックス野球クラブの計13社(約8,200人)。
※オリックス生命保険は平均で1万円のベースアップとする(約1,500人)。
*2 月例賃金:毎月支給される給与。所定外賃金は除く。
■制度概要
賃金引き上げ(ベースアップ)
・対象者:オリックスグループ国内主要14社の全社員
・開始時期:2018年4月
・内容:基本給を月額1万円引き上げ。(新卒の初任給含む)
定期昇給(毎年の個人評価による昇給)も例年並みに実施し、ベースアップとあわせて全社員平均で3%超、管理職層未満では5%超の引き上げ。
※オリックス株式会社の大卒初任給 <現行>/<改定後>
総合職(グローバル型) 230,000 円/240,000 円
総合職(地域限定型) 222,000 円/232,000 円
一般職 195,000 円/205,000 円
自分磨き制度
・対象者:オリックスグループ国内主要14 社の全社員
・開始期間:2018年度中
・内容:福利厚生メニュー内で使えるポイントを年6万円分付与。
使途は自由で資格取得や語学学習などの自己研鑽、スポーツジムなどの施設利用による健康増進、育児や介護に関するサービス利用による家庭と仕事の両立支援などのメニューから希望するものを選択可能。
リフレッシュ休暇取得奨励金の引き上げ
・対象者:オリックスグループ国内主要14社の全社員
・対象期間:2018年4月1日~2019年3月31日(1年間、期間中一人1回限り)
・内容:対象期間内にリフレッシュを目的とした年次有給休暇を5営業日連続で取得すると、奨励金として5万円を支給。
支給対象はリフレッシュを目的としたレジャー関連費用(交通費・宿泊費・飲食費などで、同行した家族や友人の分を含むことも可)。
※2017年度は課長層以上で5万円、課長未満に3万円を支給していたものを、2018年度は一律5万円に引き上げ。
<本件に関するお問い合わせ先>
グループ広報部 金岡・矢崎 TEL:03-3435-3167
(オリックス株式会社 http://www.orix.co.jp/grp/ /1月17日発表・同社プレスリリースより転載)