2017年度の中途採用はさらに増加の見通し。2016年度上半期において、約2社に1社は中途採用で人員を確保できず~『中途採用実態調査』(2016年上半期実績、2017年度見通し):リクルートワークス研究所
株式会社リクルートホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:峰岸真澄)の人と組織に関する研究機関・リクルートワークス研究所では、民間企業における2016年度上半期の中途採用実績、2017年度の中途採用の見通しに関する調査を行い、4,768社(回収率66.3%)より回答が得られましたので、ご報告いたします。
【2017年度の中途採用見通し(正規社員)】
●2016年度の中途採用の見通しについては、「増える」(14.7%)が「減る」(4.3%)を大きく上回っている(+10.4%ポイント)。従業員規模別に見ると、従業員規模5000人以上において「増える」が21.0%と高い水準になっている。業種別(小分類)に見ると、「増える」が「減る」を大きく上回っているのは、飲食サービス業(+26.0%ポイント)、情報通信業(+16.5%ポイント)、小売業(+15.9%ポイント)などである。
●2016年度の採用において、正規社員の採用に占める中途採用の比率を前年より高める企業は11.1%。
【2016年上半期の中途採用実績(正規社員)】
●2016年度上半期で中途採用を実施した理由を見ると、71.2%の企業は「欠員補充のため」としている。「自社の業績の変動により人材が必要となったため」が高いのは、半導体・電子・電気部品(66.1%)などである。
●2016年度上半期の中途採用において、正規社員のうち勤務地限定職の採用者数割合は16.8%。業種別に見ると、勤務地限定職の採用割合が高いのは、運輸業(26.1%)、食品(25.1%)、小売業(24.9%)などである。
●2016年度上半期の中途採用において、人員を確保できなかった企業は46.5%となっている。人数を確保できなかった企業のうち、「既存社員の残業・休日出勤」で対応するのが32.2%、「派遣社員の調達」が29.5%である。
<調査概要>
調査目的:全国の民間企業を対象に、中途採用における求人動向を明らかにすること。
【2016年上半期調査】
調査対象:従業員規模5人以上の全国の民間企業7,194社
調査項目:2016年度上半期の中途採用状況・2017年度の中途採用見通し
調査期間:2016年10月11日~11月11日
回収社数:4,768社(回収率66.3%)
ただし、2016年度上半期の中途採用については、採用を実施した企業3,151社に限定して集計
回収方法:電話・FAXにて回収
<お問い合わせ先>
株式会社リクルートホールディングスリクルートワークス研究所戸田淳仁
e-mail:works_1@r.recruit.co.jp
◆ 本調査の詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所 http://www.works-i.com/ /1月31日発表・同社プレスリリースより転載)