30代が体の不調で悩み、60代が元気?体の不調でパフォーマンス低下、週1日以上が30%以上~『会社員の仕事のパフォーマンスと健康に関する意識調査』:ティーペック
企業の健康経営支援などを手がけるティーペック株式会社(東京都台東区代表取締役社長砂原健市)は、企業に勤務している会社員1,500名を対象に仕事のパフォーマンスと健康に関する意識調査を実施しました。
調査では、出社していても体の不調によって仕事のパフォーマンスが低下することがあるという会社員が多く(1年に1日以上=71.1%)、週1日以上という回答も3人に1人(30.1%)だった。
日頃の体の不調により生産性が低下するケースが多いことがわかりました。主な調査結果は以下のとおりです。
■体の不調により仕事のパフォーマンスが落ちていると感じること
・「週1日以上」が30.1%、「ほぼ毎日」も6.9%
・他の年代と比べて30代は「ほぼ毎日」の回答が多く(10.7%)、60代は少ない(3.0%)。また、他の年代と比較して60代以上は「体の不調でパフォーマンスが落ちることはない」の回答が多い。不調で仕事のパフォーマンスが低下する30代と元気な60代という傾向が見られた。
■病欠に関する調査
・ 自分の病気で休む(年間1回以上) 20代=45.1% 30代=45.6%
・自分の病気だけでなく、家族の病気が原因で休むという回答も多い(11.1〜13.5%)ため、家族単位での健康管理が重要であるといえる。
【調査トピックス】
近年、病欠とは異なる労働損失として、出社していても何らかの健康問題によって業務効率が落ちている状況(=プレゼンティーイズム)の対策が注目を集めています。(※)
今回の調査を通じて、出社しているからといって健康な状態とは限らず、体の不調が原因で生産性が低下しているケースが多いことがわかりました。また、本人のみならず、家族の健康が原因で休むケースも多いことがわかりました。健康経営(R)をより効果的に取り組むためには、様々な体の不調や家族を含めた健康管理に着目する必要がありそうです。
※疾患・症状が仕事の生産性等に与える影響に関する調査
※「健康経営(R)」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
■体の不調、トップは頭痛
体の不調でパフォーマンスが低下している会社員の不調の内容は以下のとおりでした。
・最もよく起こる不調の内容(一つのみ回答)は「頭痛」がもっとも多く、特に30代の女性で多かった。次いで「疲労感・倦怠感」が多く、年代別では50代男性に多かった。
・平均して1人あたり4.6個の不調を感じていた。
<不調の原因に関する主なコメント>
不調の原因(自由記述)を集計したところ、「パソコン・PC」「目・眼」「姿勢」「仕事」「ストレス」「疲労」といった“働く環境”に関するキーワードが多くみられました。
・「パソコンを利用しての仕事が多いため目が疲れる」
・「デスクワークでの.時間同姿勢による肩こり」
・「仕事で座りっぱなし、家事で立ちっぱなし」
・「日本でサービス業してればストレスは常にたまる、日本人のバカヤロー」
・「タバコの吸いすぎ。ストレスで煙草増え、悪循環。」
・「PC画面を見る時間が年々長くなったせいだと思う」
今回の分析により、不調の現れ.は多様であり、複数あることがわかりました。現在、ストレスェックの義務化などにより、会社員のメンタルヘルス対策やストレス対策は進んでいます。一方で、病気以外の体の不調によるパフォーマンス低下の影響は大きく、多くは未着手です。不調の現れ方は様々であるため、心と体の双方に着目することで、生産性の向上といったより効果的な健康経営R施策が可能になると思われます。
※調査結果は、端数処理の都合上、計と内訳の数値が一致しない場合があります。
<本件に関するお問い合わせ先>
03-3839-1105 営業本部 塩崎・佐藤
◆本リリースの詳細は、こちら1・2(PDF)をご覧ください。
(ティーペック株式会社 http://www.t-pec.co.jp/ /12月6日発表・同社プレスリリースより転載)