若い世代ほど対面ネットワーク重視。SNSで自らの発信に最も積極的なのは「50代以上」~『ビジネスパーソンと“ネットワーク”』アンケート実施結果:住友生命保険
住友生命保険相互会社(社長 橋本雅博)は、ビジネスパーソンの“ネットワーク”をテーマに、その実態や意識を把握するアンケート調査を実施しましたので、その集計・分析結果をお知らせいたします。
*一部の質問においては、当社が20年前(1996年)に実施した「ビジネスマンと“ネットワーク”」アンケートとのデータ比較も行っております。
< 要約 >
インターネット上のネットワーク手段が広がりを見せる中にあっても、若い世代ほど、社内人脈を重視していたり、交際費への支出が高い傾向があるなど、“対面ネットワーク”重視の姿勢は強いようです。また、20年前との比較では、現在のネットワークを更に拡張していこうとする意欲が弱くなっている可能性が示唆されました。 . 人口減少や成長率の伸び悩みなど日本社会に閉塞感が広がる中、ネットワークにかかる意向にも、“拡大・成長しよう”という意気込みよりも、“今を守る”という意識の強さが表れているのかもしれません。
<質問1> あなたが持っているネットワークは次のうちどれですか。(複数回答)
●『社内の人達』が60.7%でダントツのトップ。世代が若いほどこの傾向が強い。他方、『SNSなどインターネットでのみ通じている人達』は24.9%に留まる。
●1996年調査と比較すると、『社外の異業種の人達』の減少(65.1%→22.1%)が特徴的。
<質問2> あなたが最も大切にしているネットワークは何ですか。
●『社内の人達』が39.0%でトップ。 . 1996年調査と比較すると、<質問1>と同様に、『社外の異業種の人達』の減少(38.0%→11.0%)が特徴的。
<質問3> 今後、自分の持っているネットワークをどうしたいと考えていますか。
●1996年調査と比較すると、『今のままで十分』の伸びが顕著(26.6%→61.4%)。
●『さらに拡充したい』、『新たに参加・開拓したい』は大幅に減少(それぞれ、33.3%→16.1%、40.1%→15.0%)。こうしたネットワーク拡張派は、「20代」・「30代」でも20%未満に留まる。
<質問4> あなたはネットワークを維持するためにSNSを利用していますか。
●『利用している』は39.2%。若年層ほど利用率が高いという傾向にあるものの、「20代」でも『利用している』は48.0%。
<質問4-SQ> どのようにSNSを利用していますか。
●『他人の発信を閲覧し、フォローやコメント等をする』が43.6%でトップ。『自ら積極的に情報発信』は27.0%に留まる。自らの発信に最も積極的なのは「50代以上」。
<質問5> ネットワークを維持するために必要な費用は、年間でいくらですか。
●年間費用は全体平均で3万8,978円、「40代」は5万円超(5万6,284円)。
<質問5―SQ> 最も高い支出は、何の費用ですか?
●『交際費(飲食代含む)』が58.5%でトップ。若い世代ほど、交際費への支出が高くなっている。
< 調査概要>
調査期間:平成28年7月8日~7月11日 . 調査方法:インターネット応募による選択方式および自由記入方式 . 調査対象:1,000人(全国のビジネスパーソン・男女各500名)
※1996年実施アンケートの調査対象者は、東京・大阪地区のビジネスマン421人です。
◆本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(住友生命保険相互会社 http://www.sumitomolife.co.jp/ /9月8日発表・同社プレスリリースより転載)