外国人ITエンジニアを3年で300名採用~日本語能力を備えたバイリンガルITエンジニアを海外で採用、国内企業のニーズに応える:ヒューマンリソシア
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で人材サービス事業を運営するヒューマンリソシア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:御旅屋 貢 以下、ヒューマンリソシア)は、今後益々深刻化する国内のITエンジニア不足に対応し、海外より日本語能力を有する外国人ITエンジニアを採用し、顧客企業へ派遣する取り組みを2016年7月より本格的に開始します。
◆背景
近年、企業の生産性向上を目的としたシステム投資が回復傾向にあることに加え、サイバーセキュリティ対策などの情報セキュリティ分野に関する需要の増大、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ビッグデータなど社会のデジタル化の進展により、IT需要は拡大傾向にあります。
しかしその一方で、需要を担うITエンジニアの不足感は慢性化しています。今後、国内の労働人口の減少が進むに伴い、ITエンジニア不足は深刻化すると考えられます。経済産業省が発表した、国内IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果によると、IT人材は2015年時点で約17万人が不足しており、2020年には約37万人、2030年には約79万人まで不足規模が拡大すると予測されています。
こうした人材不足を補う解決策として、オフショア開発を推進している企業も増えていますが、日本語によるコミュニケーションの難しさや日本的な開発手法、要求品質に対する考え方の違いという従来的な問題に加え、オフショア拠点のあるインドやベトナムなどの人件費が高騰していることも足かせになりつつあります。
◆取り組みについて
ヒューマンリソシアは、今後も拡大が続くことが見込まれるIT市場において、ヒューマングループがもつ資産を最大限に活用しながら、高い日本語能力を持つ、優秀な外国人ITエンジニアを採用・育成し、IT関連産業の最適な人材活用、人材配置を実現します。
1)世界各国から、ITスキル・日本語能力を重視した採用
・採用、選考においては、ヒューマングループがもつ、バイリンガル専門求人サイト「Daijob.com」を活用します。
日本をはじめ、中国、東南アジア、北米、ヨーロッパなど、世界27ヶ国で累計49万人のグローバル人材が登録しており、世界各国のITエンジニアへのアプローチが可能となります。また採用時には、ITスキルはもちろん、日本語能力試験N2またはそれに準じたレベルの語学力を条件としています。
2)日本語、日本文化・慣習に関するフォローアップ教育
・日本企業で働く上で求められるコミュニケーション能力を習得するため、来日から約1週間、ビジネスマナーや企業文化の理解、働くための心構えなど、日本語コミュニケーションのブラッシュアップ研修を実施します。
3)資格取得支援など、長期的なキャリア形成を支援
・ITエンジニアには、最新の技術知識やスキルを習得することが求められます。
個々人の得意分野と今後のキャリア目標を踏まえて、ネットワーク、インフラ、アプリケーション基盤、開発言語をはじめ、アーキテクチャやアルゴリズムなどより高度なレベルまで体系的な教育プログラムの構築、資格取得を推奨する資格取得支援制度など、積極的に学習の機会・手段を提供し、外国人ITエンジニアの長期的な成長を支援します。
◆今後の展望
ヒューマンリソシアは、この取り組みにより、初年度は100名、2018年度末までに計300人の外国人ITエンジニアを正社員として雇用し、顧客企業に派遣することを目指します。
また今後は、国内で育成した外国人ITエンジニアをリーダーとするニアショア開発の受託や、ミャンマーで先行するオフショア開発事業の拡大など、IT開発の受託事業を新たな収益基盤のひとつと位置づけ、取り組みを積極的に進める方針です。
<事業に関するお問い合わせ>
ヒューマンリソシア株式会社 担当:山﨑・鈴木・森
TEL:03-6894-3317(土日祝除く9:30-18:00)
<リリースに関するお問い合わせ>
ヒューマングループ 広報担当:大森・清水
TEL:03-6388-0108
FAX:03-6846-1220
E-mail: kouhou@athuman.com
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ヒューマンリソシア株式会社 http://resocia.jp/ /7月26日発表・同社プレスリリースより転載)