『個人を幸福にしない日本の組織』(太田 肇:著)新潮社より発刊~「職場」「人事」「大学入試」「PTA」…。報われないのはワケがある~
株式会社新潮社は、太田 肇:著『個人を幸福にしない日本の組織』を刊行しました。
昔ながらの「日本の組織」はもはや限界である。強い同調圧力や過剰なコンプライアンスゆえに、組織に属す個人の人格や個性を抹殺し、ストレスを増しているのだ。〈組織はバラバラなくらいがよい〉〈厳選された人材は伸びない〉〈大学入試に抽選を取り入れよ〉〈PTAや町内会は自由参加でよい〉……従来の組織論の間違いや欠点を徹底的に追及。個人を尊重する仕組みに変える画期的提言を示す。
個人を幸福にしない日本の組織
著者: 太田 肇
発行:株式会社新潮社
発売日: 2016年2月17日
定 価: 799円
サイズ:新潮新書 222ページ
ISBN: 978-4-10-610656-9
■目次
第一章 組織はバラバラなくらいがよい
一 なぜ、「見せかけの勤勉」がはびこるのか
二 こんなチームワークはいらない
第二章 年功制が脳を「老化」させる
一 「35歳限界説」を捏造した真犯人
二 パラサイト・ミドルを救え!
第三章 管理強化が不祥事を増やす
一 過剰管理こそ不祥事の温床
二 管理と依存の悪循環を断つには
第四章 厳選された人材は伸びない
一 公募で逸材が採れないわけ
二 「選ばない」という見識
第五章 大学入試に抽選を取り入れよ
一 競争試験はなぜダメか
二 入学者選抜に抽選を取り入れる
三 大学は組織でなく、インフラに
第六章 地方分権でトクをするのはだれか?
一 地方創生の死角
二 トクをするのはだれか?
第七章 PTAや町内会は自由参加でよい
一 人々を遠ざける無用な壁
二 民主化の三原則
三 意欲に応じた参加のモデル
むすび 組織と社会の構造改革を!
■著者紹介
太田 肇(オオタ・ハジメ)
1954(昭和29)年兵庫県生まれ。同志社大学政策学部教授。神戸大学大学院経営学研究科修了。経済学博士。専門は個人を尊重する組織の研究。『個人尊重の組織論』『承認欲求』『公務員革命』『がんばると迷惑な人』など、著作多数。講演やメディアでの登場も多い。
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社新潮社 http://www.shinchosha.co.jp/ /2月発表・同社プレスリリースより転載)