日本生産性本部、『2015年度 新入社員 秋の意識調査』
~「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」を好むとの回答が設問設置以来最高(81.1%)~
日本生産性本部は2015年度の入社半年後の新入社員を対象としたアンケートを実施した。本調査は1991年より継続的に行っており、今回が25回目。結果概要は以下のとおり。
【昨年から引き続き7割越え】女性新入社員の管理職に「なりたくない」との回答が 73.0%となり、前年調査から変化しなかった。(男性新入社員は 62.0%が「なりたい」と回答)
「あなたは管理職になりたいですか」という設問に対し、「なりたくない」と回答した女性新入社員は 73.0%となった。また、「なりたくない」理由の第1位は「自分の自由な時間を持ちたい」(35.8%)となった(男性新入社員は 62.0%が「なりたい」と回答)。
【管理職になりたい理由の変化】管理職になりたい新入社員の最も多い理由は「より高い報酬を得たい」(45.6%)となった。(前年は「様々な業務に挑戦したい」(36.0%))
(「管理職になりたい」という方を対象とした)「なりたい理由に最も近いものを選択してください」という設問に対し、最も多い理由は「より高い報酬を得たい」(45.6%)となった(男性 46.5%・女性 40.0%でともに1位)。ちなみに、前年調査では「様々な業務に挑戦したい」(36.0%)だった。
【過去最高】「自分のキャリアプランに反する仕事を、がまんして続けるのは無意味だ」とする回答が設問設置以来最高(43.6%)
「自分のキャリアプランに反する仕事を、がまんして続けるのは無意味だ」という設問に対し、「そう思う」と回答した割合が設問設置の2006年春以来最高の43.6%となった。
【過去最高】「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」を好むとの回答が設問設置以来最高(81.1%)
「残業が少なく、平日でも自分の時間を持て、趣味などに時間が使える職場」を好むとする回答が設問設置の1998年以来最高の81.1%となった。
【新設問】同僚・先輩・上司から SNSで友達申請が来た時に「申請を受け入れる」は、同僚 83.0%、先輩 68.1%、上司 54.8%。
(「SNS(Facebook、LINEなど)のアカウントをもっている」という方を対象とした)「同僚・先輩・上司からSNSで友達申請が来た時、どのように対応しますか」という設問に対し、「申請を受け入れる」とする回答が、「同僚」83.0%、「先輩」68.1%、「上司」54.8%となった。
◆調査方法 ;
(1)調査名 :2015 秋・若者意識アンケート
(2)調査対象 :2015 年春・秋に実施した日本生産性本部 経営開発部主催の新入社員教育プログラム等への参加者
(3)調査期間 :2015 年10 月~ 12 月
(4)有効回答数 :264 通(男性189 通/女性75 通)
(5)有効回答率 :34.4%(264 通/766 通)
【本件に関するお問い合わせ先】
公益財団法人 日本生産性本部 経営開発部 担当:多田 猪岡 古田
TEL:03-3409-1119 FAX:03-5485-7750
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(公益財団法人日本生産性本部 http://www.jpc-net.jp /12月22日発表・同法人プレスリリースより転載)