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【ヨミ】ジョブシャドウイング ジョブシャドウイング

米国で行われている子供向け職業体験プログラムの一種です。子供が興味を持つ分野で働いている社会人に「影」のように密着して行動を共にし、その仕事ぶりや職場の雰囲気を観察します。
(2005/8/29掲載)
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ジョブシャドウイングのケーススタディ

子供が社会人と短期間、行動を共にする職業教育
米国では25万社、600万人以上が参加している

ジョブシャドウイング」は米国で定着している職業教育の一つです。中学生や高校生が半日程度、企業に赴いて従業員に密着し、職場での仕事ぶりを観察する、というものです。あくまでもさまざまなキャリア選択が存在することに気づくためのキャリア探索活動であり、職場で実務体験を積む「インターンシップ」とは目的が異なります。毎年2月2日に「ジョブシャドウ・デイ」が実施され、主に従業員1人に対して生徒1人がつくマンツーマン方式で、実際の仕事──たとえば接客や電話対応など──を体験します。1998年の開始以来、参加した企業は25万社以上、生徒は600万人を超えています。

こうした体験を通じ、生徒は学校での学習と仕事とのつながりを認識できると言います。さらに将来、職業を選ぶ際に多くの選択肢があることや、希望の職業に就くためにはどのような教育を積み、スキルを習得すればよいのかを学ぶこともできます。また、参加企業にとってもイメージアップにつながり、宣伝効果があるだけでなく、未来の人材育成に貢献でき、従業員のモチベーションの向上にもつながります。

米国には年齢に合わせた多様な職業体験プログラムがあり、地域ごとに非営利の支援組織が活動しています。支援組織は教師や企業の負担が大きくならないように、専門スタッフを派遣して企業や学校にアドバイスをしています。ボストンのように小学生から中学生向けにはジョブシャドウイング、高校生には夏休みを利用して短期間の就業体験をするサマージョブを実施しているところもあります。

日本でも中学2年生が5日間職業体験する兵庫県の「トライやる・ウイーク」や、沖縄県キャリーセンターが実施したジョブシャトウイングが注目を集めました。若年者の失業率の高止まりやフリーターの増加が問題になっているだけに、米国のように幼いうちから職業観を育てる教育を充実させていく必要があります。

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