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事業課題に合わせた各部署の育成プランを考える

『来年の育成はどうしようか?」『研修をなんかやるかなー?!』

下期になると、こんな声が聞こえてくるのではないでしょうか?
部署の更なる成長を実現するために、来期の育成をどうするか。

今回は、各部署(グループ)の育成プランをどのように考えるとよいのか、その流れをまとめていきたいと思います。

事業課題に合わせた各部署の育成プランを考える際に気を付けること

まず気を付けてほしい点が2つあります。

1)前例踏襲になってしまうこと。
昨年と同じで「とりあえず実施しよう!」
それではいけません!会社の目標達成に何が必要か?
さらに、部署やメンバーの状況に合わせたプランニングを行う必要があります。

2)他部署の真似をすること。
それぞれの会社で育成施策の流行りはあると思いますが、他部署の真似ではいけません。
最近でいえば、『1on1ミーティング』や『心理的安全性』などの話題を聞くことが多いですが、
トレンドに乗ったからといって自部署の成果につながるとは限りません。
育成施策を考える際は、自部署の課題は何かを掴む必要があります。

事業課題から自部署の育成プランに落とし込む 

どのような流れで考えるとよいのでしょうか。
その流れを図示したものがこちらです。

その流れをご紹介します。

1)事業部の課題を認識する 
育成プランを考える前に、事業部の課題を認識する必要があります。
これは、育成担当が考えることではなく、通常、事業部長が考えることになります。
事業部長や部長から何かしらの来期方針が発表されているならば、その資料を再度確認しましょう。
もし発表がされていないのであれば、部長から今後の方針をヒアリングする時間もらえるように依頼しましょう。

2)各部署の目標を設定する 
1)で考えた事業部の課題を解決するために、
自部署はどのような目標(テーマ)に取り組むべきかを考えます。
課長であれば、これは自分自身の目標設定になると思います。
メンバーの方であれば、課長と一緒に考えてみましょう。

3)各部署の課題を明らかにする 
2)で考えた各部署の目標を達成するための課題は何かを考えます。
課題とは、問題を解決するために取り組むことです。
言い方を変えると、どんな行動を強化していきたいのか?と捉えていただくと理解しやすいと思います。
メンバーそれぞれが今後、どんな行動を増やしていきたいのか?もしくは、減らしていきたいのか?を明らかにします。

4)育成プランに落とし込む 
3)で考えた各部署の課題を解決するための育成プランを立案します。
理想的な行動を強化するために、各メンバーにどのような支援を行うべきかを考えます。
特定のスキルを上げるのか?それとも知識なのか。マインドなのか、もしくは、リーダーシップなのか・・・・。
テーマ設定は多岐にわたります。

大切なことは自部署の状況に合わせた育成プランを立案することです。

今日は、事業課題に合わせた各部署の育成プランを考える流れをご紹介しました。

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和田 史子(ワダ フミコ) 株式会社スキルベース 代表取締役

和田 史子
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所在地 文京区

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