知っているつもり現象の克服法│なぜなぜ分析で真の原因を探る
オフィスや現場で、「なぜなぜ分析」を実践しているリーダーの方も多いと思います。
日々の業務の中で問題解決の手法として、「なぜなぜ分析」を活用していることでしょう。
しかし、私が担当する「なぜなぜ分析」セミナーを通じて多くのリーダーと接する中で、驚くべきことに「やり方が違っていた」「原因ありきの分析をしていた」といった声を頻繁に耳にします。
多くのリーダーが「なぜなぜ分析を知っているつもり」になっている。
なぜ?「なぜなぜ分析」のやり方について、知っているつもりになっているのでしょう?
問題が再発するのは、あなたの分析アプローチが間違っているからです。
いま、基本に立ち返れば、問題の再発は止められます。
「知っているつもり現象」の原因
「知っているつもり現象」は、心理学や脳科学の観点から説明できます。
人間は情報を効率的に処理するために、認知バイアスや記憶の制限に頼っています。
この現象が起こる主な原因は、次の通りです。
1. 認知バイアス
人間は自分の信念や知識を裏付ける情報を選択的に受け入れ、反対の情報を無視する傾向があります。これを確証バイアスと呼びます。また、自己過信バイアスにより、自分の能力や知識を過信しがちです。
2. 有限な注意力と記憶
脳は膨大な情報を効率的に処理するために、省略や単純化を行います。その結果、細かい手順や正確な方法を忘れてしまうのです。
3. 学習の浅さ
表面的な理解だけで実践すると、基本的な原則や手順を見落とし、「なぜなぜ分析」のやり方を「知っているつもり」になってしまいます。
4. 習慣の力
長年の習慣や既存の方法に固執し、新しい方法を受け入れるのが難しくなることがあります。
このように、過去の経験と知識が、正しい分析方法の理解を阻害してしまいます。
リーダーが持つべき姿勢
それでは、この「知っているつもり現象」を克服し、正しい知識を得るために、リーダーが持つべき姿勢について考えてみましょう。
1. 謙虚さと自己反省
自分にも知らないことがある、ということを認める謙虚さが重要です。常に学び続ける姿勢を持ち、自分の方法や考えを見直し続けましょう。
2. フィードバックの受け入れ
他者からのフィードバックを積極的に受け入れることで、自分の理解や方法の改善点を見つけることができます。オープンなコミュニケーションを心がけましょう。
3. 深層学習
表面的な理解ではなく、深く掘り下げた学習を行うことが重要です。例えば、「なぜなぜ分析」の基本原則や目的を深く理解し、それを実践にどう応用するか、などを学びましょう。
4. 実践と振り返りの繰り返し
実際に実践し、その結果を振り返り、何が上手くいき、何が上手くいかなかったのかを分析することが重要です。この分析によって、知識が深まり、実践力も向上します。私は、正しい「なぜなぜ分析」を30回繰り返せ!と若いリーダーに伝えています。
5. 継続的な学習を
定期的なトレーニングやセミナーへの参加、新しい知識や方法を学び続ける姿勢が大切です。学びを日常業務に取り入れ、実践することを心掛けましょう。
なぜなぜ分析セミナー
「知っているつもり現象」を克服し、正しい「なぜなぜ分析」を学ぶために、ぜひ私が開催する
「なぜなぜ分析セミナー」を調べてみてください。
セミナーでは、アプローチ学習を通じて、「なぜなぜ分析」の基本原則から実践方法までを学ぶことができます。
具体的な内容としては・・・・
•「なぜなぜ分析」の基本概念や目的を理解し、基礎知識を習得します。
•実際の業務に即したケーススタディを通じて、実践的なスキルを身につける実践演習で
「なぜなぜ分析」を使いこなせるようにします。
•他の参加者とのディスカッションや講師からのフィードバックを通じて、
自分の方法を見直し、改善します。
これらのプログラムを通じて、リーダーとしての問題解決力を一層強化し、チーム全体のパフォーマンス向上に寄与することができます。
「知っているつもり現象」によって、「なぜなぜ分析」が正しく行われていないことが多々あります。
しかし、認知バイアスや自己過信を克服し、深層学習やフィードバックを取り入れることで、正しい知識とスキルを習得することができます。
リーダーには、この機会に自分自身の理解を深め、チームの力を最大限に引き出すためのアプローチ学習に挑んでいただきたいです。
「知っているつもり」現象とその克服
リーダーの学びの姿勢
アプローチ学習のススメ
いま、基本に立ち返れば、問題の再発は止められる。
問題が再発するのは、あなたの分析アプローチが間違っているからだ!
知っているつもりの分析は卒業!
基本に立ち返って真の原因を探りましょう。
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等身大の言葉で語るから現場ウケしてます。
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問題/課題解決を現場目線から見つめ、クライアントが気付いている原因はもちろん、その背景にある奥深い原因やメンタルモデルも意識させ、問題/課題改善モチベーションを高めます。
その先の未来には、改善レジリエンスの高い人材が活躍します。
坂田 和則(サカタ カズノリ) マネジメントコンサルティング2部 部長 改善ファシリテーター・マスタートレーナー
対応エリア | 全国 |
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所在地 | 港区 |
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