産業能率大学、「第6回新入社員のグローバル意識調査」
~“上司が外国人”半数以上が抵抗感。
「海外で働きたいとは思わない」過去最高~
学校法人産業能率大学(東京都世田谷区)は、今年度の新入社員の海外志向などを尋ね、「新入社員のグローバル意識調査」としてまとめました。この テーマに関する調査は、2001年度から3年に1度実施しており、今年度より隔年で実施しています。調査は2015年7月31日から8月10日までの11 日間、インターネット調査会社を通じて、インターネットリサーチで実施。今年4月に新卒採用された18歳から26歳までの新入社員を対象としています。
第3回までは本学が開催する新入社員研修の参加者を対象に書面アンケートで実施していましたが、第4回から調査方法を変更し、インターネットリサーチでそ の年度の新入社員を対象に行っています。第1回から継続している質問もありますが、第3回(2007年度)以前と第4回(2010年度)以後で調査手法が異なることに留意してください。
【結果概要】
学校の英語教育 「聞く・話す」能力向上に“役立たなかった”
最終学歴までの学校における英語教育で、[聞く/話す/読む/書く]4つの技能それぞれの能力向上について、どの程度役に立ったかを 尋ねました。その結果、[読む/聞く]技能については“役に立った”とする回答が多数派となりましたが、[聞く/話す]能力の向上については過半数が“役 に立たなかった”と回答しました。
“上司が外国人”半数以上が抵抗感
上司が外国人の場合、抵抗を感じるかどうか尋ねました。その結果「抵抗を感じる」(19.7%)、「どちらかと言えば抵抗を感じる」 (31.4%)となりました。“抵抗がある”(「抵抗がある」+「どちらかと言えば抵抗がある」)とする回答が過半数となるのは、同設問を尋ねはじめてから初めてです。
「海外で働きたいとは思わない」 過去最高
海外で働いてみたいかどうかを尋ねたところ、「働きたくない」とする回答が63.7%(前回比+5.4ポイント)で過去最高となりました。2007年度以前の調査と2010年度以降の調査で調査手法が異なることに留意が必要ですが、年々増加傾向にあることが分かります。働きたくない理由の上位3項目は「自分の語学力に自信がないから」(65.6%)、「海外勤務は生活面で不安だから」(46.9%)、「自分の仕事の能力に自信がないから」 (31.2%)となり、語学への不安が海外で働きたくない最大の要因となっているようです。
※調査報告書の全文をPDFファイルで提供しています。
「第6回新入社員のグローバル意識調査(PDF=530KB)」
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(学校法人産業能率大学 http://www.sanno.ac.jp/ /9月8日発表・同法人プレスリリースより転載)