ディスコ「2016年度・新卒採用に関する企業調査―中間調査」
~8月解禁を前にした企業の新卒採用活動状況を調査
採用見込み「増加」と回答した企業が全体の4割弱。売り手市場が鮮明に~
株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、全国の主要企業10,200社を対象に、7月上旬時点の2016年度の採用活動状況について調査しました(有効回答1,144社)。
採用スケジュールの大幅繰り下げと旺盛な採用意欲を背景に、2016年度の採用戦線は混乱を極め、過熱の様相を呈しています。採用戦線スタートから4カ月が経過し、8月選考解禁ルールを前にした7月時点での企業の採用活動状況を調査し分析しました。
【トピック】
1.2016年3月卒業予定者の採用見込み
景気回復による求人増で、就職採用戦線は売り手市場が鮮明に。
2016 年3 月卒業予定者の採用見込みは、全採用属性の総合で「増加」と回答した企業が全体の
4 割弱(38.0%)を占め、「減少」9.4%を28 ポイント余り上回る。
2.採用活動の開始時期
エントリーシート(ES)受付開始は「3 月上旬」に集中し、採用広報解禁と同時にES を受け付
けたという企業が3 社に1 社以上(34.8%)にのぼった。
8 月の選考解禁と同時に面接をスタートするという企業は全体の10.1%にとどまり、それより
前の開始が8 割を超える(82.9%)。
内定出しの時期は、選考解禁直後の「8 月上旬」(9.6%)と「6 月上旬」(9.5%)が多く、「9月以降」も8.5%ある。
3.学生の反応(2015年度採用との比較)
「エントリー数」は、前年度に比べ「増えた」が23.8%、「減った」が53.7%で、減った企業のほうが増えた企業の2 倍以上にのぼった。
4.学生に対する満足度
採用活動のフェーズごとに学生への満足度を尋ねたところ、いずれのフェーズでも「質・量と
もに満足」の割合が前年より減少した。また、「質的には満足だが、量的に不満」が大幅に増えて
おり、量に対する不満がかなり強まっていることがわかる。
5.7月上旬時点の内定者充足率
採用予定数に対する内定者の割合、いわゆる「充足率」は、全採用属性の総合で37.9%。
6.新卒採用市場の見方
学生に有利な売り手市場かどうかとの観点で聞いたところ、「完全に売り手市場だと思う」との回答が半数を超え(50.5%)、「やや売り手市場だと思う」(40.8%)を加えると、実に9 割強(91.3%)が売り手市場を実感しているとの結果が得られた。
*その他、調査詳細は同調査レポート(PDF)をご覧ください。
【調査内容】
1.2016年3月卒業予定者の採用見込み
2.採用活動の開始時期
3.学生の反応(2015年度採用との比較)
4.学生に対する満足度
5.内定者充足率
6.新卒採用市場の見方
7.10月1日までの内々定者つなぎとめ施策
8.理系学生の推薦制度導入状況
9.日本人留学生の採用
<本リリースに関するお問合せ先>
株式会社ディスコ 社長室 広報担当
Tel:03-4316-5500 Email:pr@disc.co.jp
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ディスコ http://www.disc.co.jp/ /7月27日発表・同社プレスリリースより転載)