インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」調べ
2014年8月 転職求人倍率 1.16倍
求人数、転職希望者数ともに前月比マイナスに
市場は小休止も、夏期休暇などの時期要因強く 9月からは再び求人増へ
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2014年8月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■ 2014年8月の概況
2014年8月の求人倍率は前月から+0.01ptの1.16倍でした。求人数は前年比+24.9%、前月比-0.8%、転職希望者数は前年比+40.0%、前月比-1.6%となり求人数よりも転職希望者数の減少幅が大きく、求人倍率は上昇しました。
業種別では「IT/通信」(2.36倍)の求人倍率が最も高く、次いで「メディカル」(1.41倍)、「サービス」(1.40倍)と続きます。職種別では、「技術系(IT/通信)」(2.66倍)が最も高く、次いで「専門職」(2.06倍)、「技術系(建築/土木)」(2.04倍)となっています。
■ 解説 企業、転職希望者ともに動きが鈍化も、9月からは追加募集で回復見込む
8月は、求人数、転職希望者数ともに前月を下回りました。求人数が前月を下回ったのは、2013年3月以来1年5カ月ぶりで、転職希望者数も今年初めて全業職種で減少。活況が続いていた市場は小休止したといえます。
例年8月は、上期分の採用が充足したり、夏季休暇やお盆などを挟むことなどを背景に新規求人が減少し、9月以降、増加するという傾向があります。この傾向から、今回の減少も一時的な時期要因が強く、転職市場の潮目が変わったとは考えづらいでしょう。
9月以降は、求人倍率は上昇する見通しで、業績のよい企業による中期計画に基づいた事業課題の解決ができる人材の募集や、リーマンショック後の新卒採用を絞った企業での若手の募集などを中心に、追加の求人が増えそうです。
(DODA編集長 木下学)
※表はこちらよりご覧ください。
※ DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※ 2013年11月より、業種・職種の見直しを一部行っております。
※ 調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は広報部までお問い合わせください。
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(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ 9月16日発表・同社プレスリリースより転載)