インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」調べ
転職者成功者の年齢調査 転職成功者の平均年齢、過去最高の31.7歳
~転職者の4人に1人は35歳以上のミドル層 人手不足で年齢上昇が加速~
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2007年7月~2014年6月にDODAの転職支援サービスを利用したビジネスパーソン約7万人の転職をした年齢について調査を行いましたのでお知らせいたします。 ※職種別の結果は、DODAサイトに掲載しております。
■ 転職成功者の平均年齢、過去最高の31.7歳に
2014年上期の転職成功者の平均年齢は、前期から+0.6歳の31.7歳となり、2007年の調査開始以来の過去最高値を更新しました。
■ 35歳以上の割合が25.1%まで拡大
転職成功者の年齢割合では、「35~40歳」(13.9%)、「40歳以上」(11.2%)が上昇傾向にあり、2014年上期は35歳以上の転職成功者の割合が初めて25%を超えました。
■ 解説 人手不足、事業課題の高度化によりミドル層の採用が拡大
右肩上がりの上昇を続けてきた転職成功者の平均年齢ですが、グローバル対応や新規事業、新たな市場の開拓など、事業課題の高度化が進む中、豊富なキャリア・実績を持つ35歳以上のミドル層の採用ニーズが高まり、年齢上昇がさらに加速しています。特に専門的なスキルやキャリアが求められる「専門職系」(平均33.8歳、前期比+3.2歳)のITコンサルタントやプロパティマネジメント、「企画・管理系」(平均33.4歳、前期比+1.4歳)の人事、法務、経営企画などの職種において、年齢上昇が目立っています。
また、2013年5月以降、DODAに寄せられる求人数が毎月過去最多を更新するなど、企業の採用競争が過熱しており、採用難から想定よりも年齢が高くても採用するケースも増えています。特に年齢上昇が顕著な「技術系(建築/土木)」(平均37.0歳、前期比+1.3歳)、「技術系(IT/通信)」(平均32.4歳、前期比1.2歳)では、深刻な人手不足に加え、好景気に伴う大型案件の増加による、資格やプロジェクトマネジメント経験が求められる求人の拡大も影響し、一層の年齢上昇につながっています。
今回の結果は、一概に「ミドル層が転職に有利、若手層は転職に不利」というわけではなく、中途採用をする企業が、経験年数に応じたスキルや能力によって転職者を評価するようになってきていることを表しています。若手は将来のポテンシャルや意欲が求められ、ミドル層であれば、相応の経験が必要とされます。ただし、企業が評価するのは、自分では気づいていない経験ということもあります。企業の求める要件が高度化してきている現在の転職市場においては、年齢を気にすることよりも、自分の強みが何かを認識することが重要であり、今まで以上にキャリアの棚卸を入念に行い準備する必要が一層強まっていると言えます。(DODA編集長 木下 学)
本件に関するお問い合わせ先
株式会社インテリジェンス
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◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ 8月4日発表・同社プレスリリースより転載)