インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」調べ
転職経験と成功率の関連性を調査
「転職回数が多いと不利」常識に変化 35歳以上は、転職回数が効果的に作用
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、DODAを通じて転職をした25~39歳のビジネスパーソン約65,000人の転職回数と転職成功率の相関性について調査しました。結果がまとまりましたのでお知らせいたします。
※記事詳細はこちら ⇒ http://doda.jp/guide/ranking/081.html
【調査結果概要】
【全体】 転職経験、複数回の人の転職成功者が増加
2013年度に、DODAを通じて転職をした人を転職回数別に見ると、「初めて」の人が53.0%で最多、次いで「2回目」(24.3%)、「3回目」(12.7%)、「4回目」(10.0%)となっています。年度別の推移をみると、2012年から2013年にかけて、「3回目」と「4回目」の割合が大きく増加し、「初めて」の割合は減少しています。<図表1>
【年齢別】 35歳以上で、転職経験「4回目以上」の転職成功者が増加
続いて年齢別に転職した人の割合をみると、34歳以下では、転職経験が「初めて」で転職に成功した人が最多となっています(「29歳以下」74.1%、「30~34歳」41.6%)。しかし35歳以上では、2007~2012年までは「2回目」が最多。さらに2013年には、「4回目以上」が30.4%と、最も多くなっています。<図表2-4>
【解説】
― 求人数、転職希望者数とも増加傾向。 20代を中心に「初めての転職」も増加
景気の回復にともない、企業の採用ニーズは高まり、求人数は前年比31.7%プラス(2014年5月)と、転職市場は売り手市場が続いています。個人側でも、新しい求人が増えたことで「よい転職先があれば転職したい」と考え、転職活動を始める人が増えており、DODAに登録する転職希望者数を見ても前年比39.7%プラス(2014年5月)と、大幅に増加しています。
その中で20代は「転職が初めて」という人の転職が目立ちました。初めての転職に臨む20代を積極的にポテンシャル採用しようという求人企業も多く、今後も人材の流動化は活発化しそうです。
― 「転職回数が多いと不利」の常識に変化 即戦力として結果を出せる人材に評価
30歳以上で「3回目」「4回目以上」の割合が大きく増加しており、かつての「転職回数が多いと不利」という転職の常識が変わりつつあります。転職市場の活性化にともない、企業は必要な人材の確保に頭を痛めており、経験や実績が合致していれば転職回数を問わないというケースが多くなっています。業績の好調を受け、事業課題を解決できる人材を採用したいと考える企業では、即戦力として期待される35歳以上の採用ニーズが高まりを見せています。
これまでは転職回数が多い人の採用を敬遠する企業もありましたが、転職回数が多くとも、その在籍企業で出した成果が分かれば、「変化に柔軟で環境が変わっても成果が出せる」「自社でも同様に成果をあげてくれるのでは」という期待に繋がり、採用に至っているようです。(DODA編集長 木下 学)
【調査概要】
調査期間 :2007年4月~2014年3月
対象 :DODA転職支援サービスの登録者と、
DODA転職支援サービスを利用して転職したビジネスパーソン
有効回答数:約65,000件
本件に関するお問い合わせ先
株式会社インテリジェンス
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◆本リリースの詳細については、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ 7月14日発表・同社プレスリリースより転載)