ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン
ワールドカップから学ぶ人材管理術~ビジネス視点のワールドカップ観戦術を提言
ワールドカップに熱狂するファンに、「一流のサッカーチームから企業が何を学べるか」と尋ねたら、誰もが「チームワーク」「勝者のメンタリティ」「戦術の重要性」などを挙げるでしょう。しかし、人材採用・人材管理のエキスパートであるヘイズは「経営者や人事担当者がワールドカップレベルのサッカーチームから学ぶべき点は、その人材管理術にある」と提言しました。
ヘイズのアジア担当オペレーション・ディレクター、クリスティーン・ライトは、次のように述べています。
「人材採用の根幹は『適材適所』にあります。ワールドカップへの出場を決めるようなトップクラスのサッカーチームが優れているのは、まさにその点です。競争力の高い組織の根幹にあるのは「能力に焦点を当てた人材管理」。これはサッカーでもビジネスでも同じです。勝利を手にするチームは他のチームに比べて人材管理に長けています。有能なリクルーター(スポーツの世界ではスカウトマン、ビジネスの世界では人材採用コンサルタント)の協力を得ながら適切な人材を発掘して契約し、その能力を育成すると同時に魅力的な引き留め策を実行する。優れたチーム=企業には、優れた人材管理の原則がしっかりと組み込まれているのです。」
ヘイズでは、人材採用や定着という視点からワールドカップを観戦するというユニークな視点を提言。強いチームを作り上げるためには、ピッチの内外で次のようなことを実践する必要があると指摘しています。
1. Structure for success: 成功するための組織体制
優れたチームの多くには包括的なアプローチが存在します。つまり、組織内の各部署に明確な責任範囲を与える一方で、全体的な協力体制を整えているのです。そうすることによって各部署の意思決定力が強化され、動きの速いスポーツ界・ビジネス界で求められる敏捷性を維持することができるのです。
2. Succession plan: 後継者の育成計画
トップクラスのチームは、計画性のある若手選手の発掘・育成を行っています。才能ある若手選手をチーム内で育成し、将来のスター候補を絶やさない人材パイプラインを構築することによって、一貫した組織文化の継承に努めているのです。このような後継人材の育成計画は、ビジネスにおける人事担当者にとって、ますます重要な課題となることでしょう。
3. Retention strategy: 魅力的な引き留め策
スポーツ選手もビジネスパーソンと同じく、安定かつ継続的な雇用契約と快適な活動環境を求めています。その一方で、サッカーの世界でもビジネスの世界でも、有能な人材は他の組織から引き抜きの声がかかるものです。トップクラスのチームでは、高額な報酬はもちろん、育成制度や明確なキャリアパスの提示など、スポーツの枠組みを超えた支援体制を整え、有能な選手が留まる魅力的な環境を提示し、チームへの忠誠心を高める努力をしています。
4. Great recruiters: 優れたリクルーターの存在
ビジネスの世界と同様に、トップクラスのチームにとって次世代のスタープレーヤーを獲得できるかどうかはリクルーターの腕にかかっています。強いチームには、チームと緊密に連携しながら高い意欲と豊富な知識を持って活躍するリクルーターの存在が重要です。将来有望な選手を発掘し、長期的にチームに貢献し得る人材かどうかを見極める。有能なリクルーターは、スポーツの世界でもビジネスの世界でも欠かせない存在なのです。
ヘイズ・グループは、専門性の高いプロフェッショナルを対象に人材紹介サービスを提供しているリクルートメントのグローバル・エキスパートです。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社 http://www.hays.co.jp/ / 6月26日発表・同社プレスリリースより転載)