「Tech総研」がエンジニアに関する研究レポート公開
7割が年収増・転職で上がる年収の実態調査
リクルート(東京都中央区、柏木斉・代表取締役社長)のエンジニア向けのキャリア情報提供サイト「リクナビNEXT Tech総研」( http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/ )では、エンジ ニアの仕事・報酬・職場・生活・転職に関する研究レポートを毎週発信しています。
転職によって年収はどのくらい上がるのか、またエンジニアが転職時に求める年収とはいくらなのか。Tech総研では、2004年以降の転職経験のあるエンジニア386人にアンケートを行い、転職前後の年収比較と満足度の実態を探ってみました。
まずエンジニアが転職する理由で最も多いのが「会社からの評価や給与が上がらない。あるいは下がった(52.8%)」(複数回答)。続いて「会社や業界の将来に不安を感じた(40.2%)」が挙げられます。これは最近の景気回復の動きにおいても、会社と仕事への先の見えない不透明感や、給与や待遇に関して の不満を表しているようです。
それでは転職後、実際に年収がどう変化したのかを職種別に集計してみたところ、転職前の年収が高く、かつ転職後も高かった職種は、「コンサルタント、アナリスト、プリセールス」でした。年収630.7万円が転職後754.3万円になりその差はプラス124万円(前職年収の19%)ということになります。
また、年収の上げ幅に注目すると、「研究、特許、テクニカルマーケティング」も高く、24%のアップ率になります。こうした年収増加率の高い“転職者”は、例えば外資系を含むIT・戦略系コンサルタントファームや、自前の製品、サービス、ソリューションを持つITベンダーなどの勤務者が想定されます。 これはきわめて専門性・自立性の高い職種であり、転職を繰り返すことで年収が増加することが頻繁に起こりうる、ある意味特殊なマーケットといえます。
アンケート対象者全体を平均すると、前職年収476.9万円が、転職後531.5万円にアップ、増加率は11.4%となりました。転職における年収の考え方として、「1割が平均、2割増はかなりの増加率」が一つの判断目安といえそうです。
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http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03500.jsp?p=lwd034&f=release
【「転職成功」と考えるエンジニアは約8割…その成否のカギはどこに?】
いつかは転職したいと思っても、不安や疑問を抱えて悩むエンジニアは多い。 というわけで、転職エンジニアへの調査をもとに、転職の理由から入社後の反省までを考察。何が転職に踏み切るきっかけになったか、転職後に「成功/失敗を実感した点は」など、本音満載でお送りします。
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(リクルート http://www.recruit.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・3月1日)