ジョブウェブ【14卒学生・就職活動調査】
面接官の態度・話を聞く姿勢、7割弱が「志望度にかなり影響した」
人材採用コンサルティング会社、株式会社ジョブウェブ (本社:東京都港区 代表取締役社長:新治 嘉章 以下、当社)は、2013年4月23日~5月1日に、2014年度卒のジョブウェブ会員の学生を対象に就職活動に関する調査を行い、『面接で志望度に影響すること』について尋ねました。調査の結果、「面接官の態度・話を聞く姿勢」について7割弱が「志望度にかなり影響した」と回答していました。
【調査概要】
調査期間:2013年4月23日~5月1日
調査対象:2014年度卒業予定のジョブウェブ会員349名
(慶應義塾大学33名 早稲田大学22名 東京大学19名 京都大学14名 明治大学12名 立命館大学12名 東京理科大学10名 同志社大学9名 南山大学9名 東京工業大学9名 他)
【面接官の「傾聴力」が学生の志望度を左右。面接時の対応によっては選考辞退を招く恐れも。】
面接で志望度に影響したという学生が最も多かったのが「面接官の態度・話を聞く姿勢」で、7割弱(67.3%)「かなり影響した」と回答していました。では具体的にはどのような対応が志望度を左右していたのでしょうか。志望度が上がった面接・下がった面接それぞれの内容を尋ねたところ、前者に関しては「興味を持って話を聞いてくれた」「フィードバックやアドバイスをくれた」「話を掘り下げてくれた」といった回答が寄せられていました。一方後者に関しては「興味を持って聞いてくれている印象がなかった」「話に対する反応が無かった」「話す時間が短かった」といった不満がみられました。
■ 「志望度が上がった面接」学生のコメント抜粋
・面接中に自分の過去の経験に対して評価をして頂けたこと。うなずきや笑いのリアクションをちゃんととってくれたこと。
・コミュニケーションが成り立つ面接。前回までの選考過程での評価を踏まえた上での話をしてくれる。また、こちらのアウトプットに対してプラスまたはマイナスといったなんらかの反応を返してくれる。
・自分を知ろうと時間をかけて丁寧にしてくれる企業には大変魅力を感じます。
・私の受け答えに対してしっかりと質問してくれるところ。理解できないところも「そこの意味がわからないから、具体的に」などいってくださることでその人本来を引き出してくださると思った。
■ 「志望度が下がった面接」学生のコメント抜粋
・話を聞いている素振りがなく、相槌や頷きも全くなかった点。
・最初から面接官の雑談に付き合わされ、殆ど話すことができなかった。ずっと面接官が首を傾げていた。(通過したが辞退した)。
・個人面接だったが私が自己PRをすると視線をそらしたままうなずかれ、働き方について質問した際も気乗りしない感じで答えられた。圧迫という感じではなく、時折そうした印象を受けたので、私はお呼びでないのかな、社風に合わないのかなと思って選考をやめた。
・面接官が話を聞いているのかいないのか分からない面接。また私が発言した意見に対して、少しも受容することなく相手の意見を述べられたことがありました。圧迫面接ではなかったと思いますのでその企業のカラーなのかもしれないと思い、志望度が下がりました。
【考察】
本調査では「面接官の態度・話を聞く姿勢」が志望度に影響するという学生が多いことが明らかとなりました。学生のコメントから「自分の話をしっかり聞いてくれているのか」が志望度を左右するポイントとなっていたことが伺えます。面接官の傾聴する姿勢は学生に安心感や好印象を与える一方、「面接官がリアクションに乏しい」「学生の話す時間が少ない」といった面接では、学生は話を聞いてもらえているのかという不安や不満を感じ、ともすれば志望度の低下や選考中の辞退に繋がってしまうようです。
(株式会社ジョブウェブ 学生調査担当 小山)
■調査結果の詳細はこちら
(株式会社ジョブウェブ http://company.jobweb.jp/ /10月10日発表・同社プレスリリースより転載)