サウジアラビア政府が、
同国からの留学生と日本企業とを引き合わせる、就職説明会を開催。
日本の大学で学ぶサウジアラビアからの留学生と、中東での事業拡大をはかる日本企業とを引き合わせる目的で、就職説明会が開催された。サウジアラビア政府の主催で、今回が初めての試み。留学生100名余りと、自動車や化学関連の日本企業など31社が参加した。
サウジアラビアは30歳以下の若者が人口の60%を占めるため、若者の就職難が課題となっている。そのため政府は、積極的に留学生を送り出しており、日本への留学生は理工系を中心に、この5年間でおよそ3倍の500人余りに増えているという(NHK NEWS WEB)
急速なグローバル化を受け、日本企業の外国人留学生採用が活発化しているが、アジア諸国と比較して、サウジアラビアからの留学生の採用は少ないのが実情だろう。しかし、サウジアラビアでは今後、発電や石油、鉱業など、さまざまな大規模プロジェクトが実現すると言われており、日本企業にも、大きなビジネスチャンスが期待できる。サウジアラビアの優秀な人材を今から採用しておくことは、日本企業にとってメリットが大きいと考えられる。今回の説明会の開催が、どのような結果をもたらすのか、今後の展開が注目される。
『日本の人事部』編集部