新卒採用活動の効率化を重視し、大学内説明会を中心に行う企業が増加。
新卒向け合同企業説明会など、大規模な採用イベントへの参加を控える企業が増えているという。新卒学生向け就職情報サイトを運営する株式会社ディスコの調査によると、52.8%の企業が「大学内での説明会を増やす」、42.1%の企業が「自社での説明会等を増やす」と回答。経団連が倫理憲章を見直し、2013年度新卒学生の就職活動から活動期間を2ヵ月短縮したことを背景に、効率性を重視した採用活動を行う企業が増えたと考えられる。(Business Journal)
大学内で説明会を行う場合、少人数でコミュニケーションをとりながら説明会を運営できるほか、OB・OGによる懇談会を企画しやすいなど、企業・学生ともに理解を深められるというメリットがある。しかし、希望した学生が誰でも採用情報を得ることが出来る合同企業説明会とは違い、特定の大学の学生のみが選考の母集団になる。大学の絞り込みが企業の採用活動に及ぼす影響も、今後は注目すべきだろう。
『日本の人事部』編集部