異業種大手5社が合同でセミナー、女性社員のキャリアアップを支援
伊藤忠商事、野村ホールディングス、資生堂、全日本空輸、日産自動車が合同で、各社の女性社員向けキャリアアップセミナー、「異業種ウーメンズフォーラム」を開催する。20~30代の社員計約100人が参加し、5社が「お手本」として選んだ主に40代の女性社員・管理職がパネルディスカッションに登壇。子育てとの両立や海外赴任経験などの話を通じ、若手女性社員のキャリアアップを支援した。(日本経済新聞)
業種の異なる企業が共同で、自社の社員向けにセミナーを開催するのは珍しいケース。女性社員がキャリアへの意識を高めて、長く働いてほしいとの考えが一致し、今回の共催へとつながったようだ。女性社員は、管理職になった女性や子育てと両立しながら働く女性などの先輩社員が社内に見つからず、具体的なキャリアを想像しづらいという問題があると言われる。今回のように企業間の壁を越えてそれらの話を聞くことで、女性社員の意識にどのような変化があらわれるのか、注目されるところだ。
『日本の人事部』編集部