インテリジェンス運営、転職サービス「DODA(デューダ)」調べ
2013年 メディカル業界 転職求人予測
MRは大幅増加 CRAは横ばい 医療機器営業は増加
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役兼社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は「2013年 メディカル業界 転職求人予測」を発表しましたのでお知らせします。今回の求人予測は、DODA転職支援サービスの求人数を元に算出しました。
※より詳細な分析や解説が掲載されている「DODAメディカル業界求人予測2013」は、DODAサイトでご覧いただけます。
http://doda.jp/medical/forecast/2013.html
■ MRの概況
ジェネリックメーカーの求人数が大幅増加の見込み 医療費削減の国の動きが後押しに
2012年前半は減少傾向だったMRの求人数ですが、後半は増加傾向に転じています。これは、医療費削減施策の一環として国の後押しを受けているジェネリック医薬品に関する求人が増加しているためで、この傾向は2013年さらに加速する見込みです。具体的には、ジェネリックメーカーはもちろんですが、ジェネリック専門の営業部隊を立ち上げて新規参入するメガファーマ(大手製薬会社)による求人も増加しそうです。また、国内新薬メーカーによる中途社員の定期採用は2013年も計画されていますし、一部外資系新薬メーカーの積極採用もしばらくは継続するでしょう。さらにはCSO(Contract Sales Organization:医薬品販売業務受託機関)の求人数も増加が見込まれます。
■ 臨床開発(CRA)の概況
臨床開発のアウトソーシング加速を受け、CROの採用が活発に 採用対象者も広がる予測
2012年の求人数は、5月を境に大きく上下していますが、1年間の転職求人倍率は平均9.4倍とメディカル業界のほかの職種に比べても非常に高い水準となりました。2013年も引き続き"売り手市場"は続きそうです。求人数の急激な増加は見込めませんが、国の規制強化に伴う臨床開発業務の増加で製薬会社による臨床開発業務のアウトソーシングが進み、その委託先となるCRO(Contract Research Organization:医薬品の開発支援会社)を中心に、堅調な中途採用が続きそうです。
■ 医療機器営業の概況
経験者採用は継続 整形外科分野で未経験者採用が再開の見込み
2012年の医療機器営業職の求人数はほぼ横ばいでしたが、2013年は増加に転じる見込みです。その要因のひとつが新製品発売に伴う人員不足を補うための未経験者採用の再開です。整形外科の分野で、画期的な低侵襲(手術や検査に伴う痛みや出血などをできるだけ少なくする)製品の発売を控えるメーカーもあり、特に期待できそうです。また経験者の採用ニーズは、脳神経・循環器系の分野を中心に継続する見込みです。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /1月10日発表・同社プレスリリースより転載)