マンパワーグループ、
自社プログラムとして、若年層向け雇用機会創出プログラムを開始
~約500名の若者に対し、社会人としての基礎研修や専門分野研修を実施~
総合人材サービスのマンパワーグループ株式会社(本社・神奈川県横浜市、取締役会長代表執行役社長:ダリル E.グリーン、資本金:40億円)は、2012年6月7日から、自社プログラムとして、新たに若年層の未就職者のための、独自の雇用創出プログラムを開始します。
具体的には、現在求職中の若者をマンパワーグループの派遣社員として登用し、6ヶ月間の派遣期間を経て、双方の意向を踏まえた上で、契約社員として採用するものです。その後は、さらに正社員へのキャリアパスも提示します。今回は、まず第一弾として、勤務地を札幌、広島、福岡の勤務地に特定して、IターンやUターン人材、および対象地区で就業したいと考える求職者の方々を全国から募ります。その後、首都圏や関西地区のみならず全国の拠点でITO(ITアウトソーシング)やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)ビジネスを拡大していくため、更に若者を積極的に採用し、育成していきます。初年度は、約500名の若年求職者の方々にこのプログラムを展開予定です。
2012年3月に大学を卒業した大学生の内定率は、前年同期比2.6ポイント増の93.6%(2012年4月時点:厚生労働省、文部科学省発表)と、4年ぶりに改善していますが、依然として厳しい状況が続いています。マンパワーグループでは、そのような状況を踏まえ、マンパワーグループが自ら雇用創出の機会を提供することで、若年層の就業率向上を図っていきます。求職者の方々の具体的な就業先は、札幌、福岡、広島のコールセンターとなり、主にCRM業務※1を担当することになります。まず、マンパワーグループ独自で行う選考を経て、約1ヶ月半の研修を行います。研修内容は、約1週間の社会人のマナー、IT基礎、コミュニケーション力の強化などの基礎研修を行った後、製品知識の習得などを含めたCRM業務に関する研修を、約1ヶ月間行います。研修終了後は、個人の希望に沿って勤務地を決定します。研修期間も含め最初の約6ヶ月間はマンパワーグループのスタッフとして就業し、6ヶ月が経過した時点で、双方の意向も踏まえ契約社員としての採用が決定します。
※1 CRMとは・・・「Customer Relationship Management」の略で、情報システムを応用して、企業が顧客と長期的且つ相互に利益のある関係を築く手法。詳細な顧客データベースを元に、商品売買から保守サービス、問い合わせやクレームへの対応など、個々の顧客情報を一貫して管理することができます。コンタクトセンターなどの窓口では、顧客のニーズにきめ細かく対応することで、顧客の利便性と満足度を高め、売上や収益率を向上させることが可能となります。
また、コールセンターの業務の性質上、将来のキャリアが描きにくいとの状況を改善するために、マンパワーグループでは、しっかりとした教育体制を構築し、将来のキャリアプランを描けるよう、キャリア形成も積極的に支援していきます。さらに、コールセンターでは、スーパーバイザーやセンター長といった、マネジメントスキルを要するポジションも必要となるため、マンパワーグループの社員とし、コールセンターでの組織力を高め、職場環境の整備を図っていく予定です。また、6ヶ月の派遣期間終了後に契約社員として登用された場合には、契約社員手当てや特別ボーナスを設けることで、社員のモチベーション向上にも務めます。今後は、該当のコールセンターで既に就業しているマンパワーグループのスタッフの方々にも、社員への登用機会を拡大していきます。同時に、パートナー企業が持つ海外のコールセンターへのキャリアパスも提示することで、グローバル人材の育成も強化していきます。さらに、マンパワーグループが従来から継続して全国の地方自治体から継続して受託している未就労者の就労支援事業とも連携し、若年層の雇用機会の創出の促進を図っていきます。
マンパワーグループでは、これからも全国の拠点における各地方自治体や地元企業とのネットワークを最大限に生かし、働く意欲のある若年求職者の方々と人材を必要としている企業との架け橋となるべく、全国の求職者の就労を積極的に支援していきます。また、人材の育成および教育体制を強化し、中長期的なキャリアが描ける就労環境の整備に取り組んでいきます。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(マンパワーグループ株式会社 http://www.manpowergroup.jp/ /6月6日発表・同社プレスリリースより転載)