企業による労働者のキャリア形成支援を普及啓発するため
表彰制度の創設と優れた取り組み事例の提供を提言(厚生労働省)
~平成23年度「企業のキャリア形成支援推進研究会」報告書まとまる~
厚生労働省では、このほど、中央職業能力開発協会への委託による「平成23年度企業のキャリア形成支援推進研究会」(座長:諏訪康雄 法政大学大学院政策創造研究科教授)の報告書を取りまとめましたので、公表します。
本研究会の主な検討結果は、以下のとおりです。
○ 職業生涯の長期化などを背景に労働者のキャリア形成が必要であり、企業などの果たす役割が大きいが、好事例や具体的な効果などの共有が難しく、取り組みが進みにくい。このため、国によるグッドプラクティス(優れた取り組み)情報の提供が必要。
○ グッドプラクティス情報を収集、提供し、企業などのキャリア支援を普及啓発するために、国による表彰制度を創設することが効果的、効率的であり、来年度(平成24年度)から速やかに実施することが望ましい。
○ 表彰制度の評価は、「1.キャリア形成の仕組みと活用」「2.機能・効果性」「3.普及推進への貢献」の3項目で構成する。また、表彰は、総合的に評価するだけでなく、特に優れた特徴を持つ企業なども対象とすべき。さらに、評価項目は、企業などの自己評価(チェックリスト)にも活用されることが期待される。
添付資料
○ 平成23年度企業のキャリア形成支援推進研究会報告書の概要(PDF:276KB)
○ 平成23年度「企業のキャリア形成支援推進研究会報告書」(PDF:1399KB)
◆ 詳しくはこちらをご覧下さい。
(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /3月29日発表・報道発表より転載)