新規学校卒業予定者の
厳しい就職環境を踏まえた就職支援について(厚生労働省)
~「卒業前最後の集中支援2012」により約2万3千人の就職が決定~
新規学校卒業予定者の厳しい就職環境(※1)を踏まえ、厚生労働省、文部科学省、経済産業省が連携した「卒業前最後の集中支援2012」(※2)に取り組んでいます。
大学等とジョブサポーターとの連携による個別支援の徹底により、1月~2月末で未内定者約2万3千人(昨年同期は約1万8千人)が就職決定するなど着実に成果をあげています(詳細は別紙1)。
卒業までに1人でも多くの方の就職が決定するよう、引き続き全力を尽くしますが、就職が決まらないまま卒業した場合にも就職内定者と同様に社会人としてのスタートがきれるよう、未就職卒業者に対し、6月末までを目途に、ジョブサポーターによる集中的な個別支援を実施し、1日でも早い就職の実現に向け、全力を尽くします(別紙2)。
※1 新規学校卒業予定者の就職環境
厚生労働省と文部科学省は、3月16日、平成23年度新規学校卒業予定者の就職内定状況を発表しました。新規大学卒業予定者の就職内定率(平成24年2月1日現在)は80.5%(前年同期差3.1ポイント増)となっており、就職環境は依然として厳しいものとなっています。
※2 卒業前最後の集中支援2012
(1) 新卒応援ハローワークのジョブサポーターと大学のキャリアカウンセラーの連携を一層密にする等、学校の協力により、未内定の学生・生徒の情報を学校と新卒応援ハローワーク等で共有し、ジョブサポーターが電話等により新卒応援ハローワーク等への利用を呼びかけるなどにより、未内定の学生・生徒に対し、一貫した就職支援を行います。
(2) 未内定の学生・生徒のために、中堅・中小企業を中心とした就職面接会(1月17日から3月末までに、大学生向け187回、高校生向け118回)を開催します。
また、若年者のためのワンストップサービスセンター(通称:ジョブカフェ)において、未内定者等向けにカウンセリング等を実施するとともに、就職面接会等を開催します。
(3) 2012年卒業予定の大学等の学生及び既卒3年以内の未就業者を対象に、書類選考等なしで、面談が設定されるマッチングサービス(DREAM-MATCH NAVI)を実施(希望すれば必ず面談できる企業が、1月10日時点で約1,000社)。
また、ホームページ上で、直接応募を受け付けている企業1,290社(1月10日時点)についても掲載。被災者に配慮した採用を行う企業についても掲載。
(4) 未内定の新卒者及び既卒3年以内の未就職者を対象に、中小企業の現場等で実習プログラムに沿った職場実習(いわゆるインターンシップ)を被災地域(青森県・岩手県・宮城県・福島県・茨城県)において実施しています。
(5) 大学等のニーズに応じ、未内定の学生の多い大学に対し、ジョブサポーターによる出張相談・セミナーを重点的に行うなど、大学等と連携した支援を実施します。
(6) 学校と連携し、未内定の学生・生徒をもつ保護者に就職の現状に対する理解を求めるとともに、学生・生徒に対して新卒応援ハローワークや最寄りのハローワークでの就職支援について、啓発文書の送付により周知し、支援を受けることを勧めていただきます。
(7) 全国の中でも、特に大学が集積している東京都で、東京新卒応援ハローワーク(六本木)を新宿に移転・拡充するとともに(2月20日~)、新たに支援拠点を増設(3月19日~)し、ラストスパートを支援します。
○ 発表資料全文(PDF:1632KB)
○ (別紙1)卒業前最後の集中支援2012(PDF:1236KB)
○ (別紙2)3月発表時の取組(2012春)(PDF:280KB)
◆ 詳しくはこちらをご覧下さい。
(厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/ /3月16日発表・報道発表より転載)