ディスコ、『採用活動に関する企業調査』(2012年2月)結果を発表
~2013年度新卒採用、回復傾向鮮明に~
就職情報会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、全国の主要企業15,445社を対象に、2013年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査を行いました(調査時期:2012年2月20日~2月29日、回答社数:1,245社)。
2013年度の新卒採用見込みは、全属性で「増加」が「減少」を上回り、総合でも「増加」(22.2%)が「減少」(7.7%)を大きく上回りました。前回調査(2011年12月)時点で回復基調が表れていましたが、今回の結果でその傾向がさらに鮮明になりました。(別紙図表1参照)
1.新卒採用見込み、回復傾向が鮮明に
新卒採用見込み(総合)を従業員規模別に見ると、すべての規模において「増加」が「減少」を大きく上回りました。特に従業員1000人以上の大企業では「増加」との回答が4分の1以上を占めました。前回調査(2011年12月)時点で「未定」だった企業の多くが「増加」と回答していたことがデータから読み取れます。(別紙図表1参照)
2.「資料請求・エントリー数」は減るものの、「セミナー・説明会」は前年並みを確保
「資料請求・エントリー数」は、全体で「増えた」の24.2%に対し「減った」は36.8%で、前年同期調査と逆転しました。一方、「セミナー・会社説明会の参加人数」は、全体で「増えた」の26.9%に対し「減った」は23.7%と拮抗。一方で出席率は向上しており、学生たちはセミナー予約の段階で対象となる企業をある程度慎重に絞り込んでいる可能性が高いと考えられます。(別紙図表2参照)
3.大手企業の2割が採用選考フロー自体を見直し
選考方法は毎年、ある程度定番化させる企業が多い中、全体の11.9%が「前年度とは選考方法を変更する」と回答。従業員1000人以上の大手企業では20.1%に上りました。採用広報期間の短縮を機に、採用選考フロー自体を見直した企業も少なくないようです。(別紙図表3参照)
4.日本人留学生の採用ニーズさらに高まる
2013年度(2013年4月~2014年3月入社)の日本人留学生採用見込みを「採用する」と回答した企業は22.8%。2012年度採用実績(2012年4月~2013年3月入社、予定含む)の13.3%よりも10ポイント高い結果となりました。従業員規模別にみると、1000人以上の大手企業が最も多く、3社に1社以上にのぼりました。(別紙図表4参照)
その目的のトップは「優秀な人材の確保」(74.3%)で、前年調査(2011年2月調査)の64.0%から10ポイント以上上回りました。(別紙図表5参照)日本の大学よりもカリキュラムの厳しい海外の大学で学問を修めたことを高く評価する企業は多いようです。
《 『採用活動に関する企業調査』~2013年3月卒業予定者および2012年3月卒業予定者の採用活動に関する企業調査<2月調査>~概要 》
調査対象 : 全国の主要企業 15,445社
調査方法・期間 : インターネット調査法 2012年2月20日~2月29日
回答社数 : 1,245社(従業員300人未満 714社、300~999人 330社、1000人以上 201社)
調査機関 : 株式会社ディスコ キャリアリサーチ
こちらは調査結果を簡易版としてプレスリリースにまとめたものです。
(図表を含めた全文は添付pdfでご覧いただけます。)
上記以外にも調査項目はございます。同調査結果のレポート( 「調査結果アーカイブ」内 )をご覧ください。
saiyo_2012feb_disco_attach.pdf
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ディスコ http://www.disc.co.jp/ /3月14日発表・同社プレスリリースより転載)