インテリジェンス、転職サービス「DODA(デューダ)」調べ
2011年7月-9月 転職求人倍率~9月求人倍率1.25倍 2カ月連続で回復
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:高橋広敏)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、転職支援サービス登録の個人求職者と、法人企業の求人数をもとに算出した「転職求人倍率」を発表しております。「転職求人倍率」は、大都市圏のホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すものです。2011年7月から9月の結果がまとまりましたので、お知らせします。
※ 職種別の転職求人倍率、その他詳細の解説は、DODAサービスサイトにて公開しております。
※ 調査対象となる個人求職者の職種、最終学歴、年齢区分など属性データは、「登録者(転職希望者)情報」をご確認ください。
各業種カテゴリーの詳細は、「業種一覧」、もしくは、DODAサイトにてご確認ください。
≪ 結果概要 ≫
【全体の動向】―8月、9月は転職求人倍率が増加
2011年9月の転職求人倍率は1.25倍で、2カ月連続での回復となりました。3月の震災後、転職希望者が増加し続けたことと、中途採用を一時見合わせる企業が発生したために、2011年7月には転職求人倍率は1.11倍まで低下しました。しかし、直近2カ月では求人数の増加と転職希望者の減少により、転職求人倍率は回復しました。
【業種別動向】―「メディカル」はMRの採用が引き続き活発
業種別の転職求人倍率を見ると、9月は「メディカル」が2.94倍で最も高く、次いで、「IT/通信/インターネット」(1.65倍)、「メーカー」(1.26倍)と続きました。メディカル業界では、CSO(医薬品販売業務受託機関)にてMRの採用が引き続き活発です。
【DODA編集長の解説】―転職希望者は、今のうちに転職活動の開始を
2011年3月の1.30倍をピークに、7月にかけて転職求人倍率は低下していましたが、8月、9月と2カ月連続で大きく上昇に転じました。これは震災以降、7月まで増え続けていた転職希望者数がいったん落ちついたことが背景にあります。一方で、企業側の採用ニーズは引き続き増加傾向です。現在、欧州の債務危機、米国の雇用不安といった世界経済見通しにおける懸念要素が顕在化しつつありますが、リーマンショック後の2~3年間、中途採用をストップしていた企業にとっては、自然減となっていた社員数を補てんする目的や増産体制の確保という目的もあり、少なくとも今年いっぱい、求人数は増えると見ています。
来年以降の転職市場の見通しは、世界経済の失速懸念の高まりとともに不透明な状況になっています。もし、「自分の仕事のフィールドを変えたい」という転職希望の方がいらっしゃるのであれば、求人が顕在化している今のうちに転職活動を開始しておいた方が良いでしょう。 (DODA編集長 美濃啓貴)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /10月25日発表・同社プレスリリースより転載)