アデコ、新規高卒者のキャリア形成支援を開始
― 初年度は宮城県の高校卒業予定者を採用し、若年層の就業を支援 ―
世界最大の人材サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人材サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都港区、会長兼社長:マーク・デュレイ、以下「アデコ」)は、若年層の就業支援を目的に、長期的な視点にたった新規高卒者向けのキャリア形成支援プログラムを開始します。アデコは高校卒業予定者を社員として採用後、実務を通じて社会人として必要な資質の形成やビジネススキルの習得を促し、職業人としての可能性を引き出します。初年度の今回は宮城県の新規高卒者を対象とし、来年度以降は全国での実施を視野に入れ展開していきます。
新規高卒者はアデコに入社後、高卒者向けに構築した基礎研修や現場でのOJT研修などを通じて、他の従業員と同等の業務を行い、実践的な業務遂行スキルを身につけます。また入社時から専任のメンター(※1)がつき、会社での悩みや相談に応えながら、働くことの動機付けやキャリア構築を見据えたメンタル面での支援も行います。対象者は約5年間、アデコ社内で実務を経験した後、アデコでの継続勤務のほか、習得したビジネススキルと経験を活かせる他企業への転職など、本人の希望に応じて、柔軟にキャリアを選択することができます。
本プログラムの流れは、以下のとおり予定しています。
1) 入社~1カ月 : 入社オリエンテーション、高卒者向け基礎研修など
2) 2カ月~2年目 : OJT研修、定期的なフォローアップ研修
3) 3年目~5年目 : 現場で実務を担当
4) 5年目以降 : 本人の希望に応じて、アデコでの勤務を継続または
アデコの転職支援サービスを利用し、他企業へ転職
厚生労働省によると、平成23年度の新規高卒者の全国求人倍率は0.68倍となっており、依然として厳しい就職状況が続いています。特に、東日本大震災の影響を受けた宮城県内の求人数は前年同期比9.0%減の1,851件(※2)と激減しているうえ、生徒やその家族は地元志向が強く、地元求人の開拓や就職支援が求められています。そうした状況を踏まえ、アデコは本プログラムを宮城県で開始することを決定しました。来年度以降は、全国での実施を視野に入れ展開していきます。
アデコは、本プログラムを通じて若年層へキャリア構築の機会を提供することは、社会貢献活動(CSR)の一環として捉え、積極的に取り組んでいきます。人材サービスのグローバルリーダーとして長年培ってきた就職支援のノウハウやキャリア形成支援の実績を最大限に活かし、長期的かつ多角的な視点で若年層のキャリア形成を支援していきます。
(※1) メンター: 特定の分野で知識やスキルなどが豊富で、かつ成功体験があり、それを生かして具体的に指導・助言できる人材
(※2) 厚労省発表資料「平成23年度「高校・中学新卒者の求人・求職状況」取りまとめ」(平成23年7月末時点)より
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(アデコ株式会社 http://www.adecco.co.jp/ /10月28日発表・同社プレスリリースより転載)