ディスコ、就職活動に関する調査
10月1日現在の学生モニター内定率、3年ぶりに8割台回復
~『日経就職ナビ2012 学生モニター調査』(2011年10月)結果より~
就職情報会社・株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、2012年3月卒業予定の大学生モニター(現大学4年生、理系は修士2年生を含む)2,000人を対象にインターネットで、就職活動に関する調査を行いました。(調査期間:10月3日~11日、回答数1,015人)
1.10月1日現在の学生モニター内定状況
10月1日現在の学生モニター全体の内定率は80.1%で、前回調査(7月1日時点)の65.2%を約15ポイント上回りました。今年は東日本大震災の影響で選考期間を後ろにずらしたケースが多く、夏以降も採用活動を継続する動きが顕著であったことが、大幅な伸びにつながったと考えられます。
前回調査まで内定率は前年同期を下回っていましたが、今回の調査で前年同期を上回り、さらに10月の内定率としては3年ぶりに8割台を回復しました。震災は企業の採用意欲に影響していないことを改めて印象付ける結果となりました。(別紙図表1参照)
2.就職活動で大変だったこと
就職活動を終了した学生に、就職活動で大変だったことを聞きました。当てはまるものをすべて選んでもらったところ、「エントリーシート」(58.3%)が前年に引き続きトップでした。前年急伸した「セミナー申し込み・参加」については、今回調査では大きく減少しました。スマートフォン等を活用することで、ウェブ予約が場所を選ばず容易になったことが背景にあると考えられます。(別紙図表2参照)
3.就職活動の費用
就職活動にかかった費用について、「リクルートスーツ代」「交通費」「宿泊費」「資料費」「備品代」「有料講座受講費」「その他諸経費」の7つの項目ごとに金額を聞きました。各項目の平均を算出し足し上げた結果は163,229円となり、前年調査の167,166円を4,000円弱下回りました。
減少幅が最も大きいのは「交通費」で、前年の81,531円から74,846円へと約6,500円減少。3月にピークを迎えるセミナーや説明会が、震災の影響で中止になったことや、選考日程の変更によってスケジュール調整が困難になり、Uターン就職活動を断念する学生が出るなど、活動の範囲が狭まったことなどが影響しているためと考えられます。(別紙図表3参照)
■ リリース本文ならびに添付資料はこちら(PDF:148KB)
《 『日経就職ナビ2012 学生モニター調査』(2011年10月)概要 》
発行 : 株式会社ディスコ
対象 : 2012年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)
調査方法・期間 : インターネット調査法、2011年10月3日~10月11日
サンプリング : 株式会社ディスコ「日経就職ナビ2012 学生モニター」2,000人
回答数 : 1,015人(文系男子348人、文系女子267人、理系男子291人、理系女子109人)
*「日経就職ナビ2012」 サイト運営 : 株式会社日経HR
運営事務局 : 株式会社ディスコ
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ディスコ http://www.disc.co.jp/ /10月21日発表・同社プレスリリースより転載)