インテリジェンス、求人情報サービス「an」調べ
2011年9月 アルバイト平均時給 全国平均981円
~求人数増加による人材不足感高まる 「節電」「被災地産物販売」の動きも~
株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:高橋広敏)が運営する求人情報サービス「an」では、求人情報メディア(PC・モバイル・スマートフォンサイト、有料求人誌、フリーペーパー)に掲載された求人広告から173職種(※)について、平均時給を分析しています。2011年9月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
(調査は2002年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。)
【全体】 ~平均時給 981円。前月比25円の増加、前年比4円の減少
2011年9月の全国平均時給は981円(前月956円、前年同月985円)で、前月比25円の増加、前年同月比では4円の減少となりました。
【エリア別】 ~3エリアで前年比マイナス 関東は2カ月ぶりの前月比プラスに
2011年9月のエリア別平均時給は、関東エリアが1,027円と最も高く、次いで関西エリア(1,004円)、東海エリア(965円)、九州エリア(841円)、北海道エリア(819円)となりました。対前年増加率は、九州エリア(1.8%)、関西エリア(3.2%)を除いた3エリアで前年比マイナスとなり、全体では0.3%のマイナスとなりました。
【職種別】 ~4職種で前年比マイナス サービス系は10カ月ぶりに前年を上回る
2011年9月の職種別平均時給は、専門職系が1,202円と最も高く、次いで「運輸職系」(1,008円)、「サービス系」(1,003円)、「事務系」(995円)、「技能・労務系」(960円)、「販売系」(930円)、「フード系」(919円)と続きました。対前年増加率は、「サービス系」が10カ月ぶりに前年を上回ったものの、「事務系」は6カ月連続、「販売系」は5カ月連続で前年を下回っています。
【7月~9月時給動向 解説】 ~「節電」や「被災地産品販売」関連で追加の求人も
7月~9月のアルバイト平均時給は、前年同月比で3カ月連続のマイナスとなり、同じく3カ月連続でマイナスだった前四半期と合わせると、6カ月連続のマイナスとなります。職種別にみると、「事務系」「販売系」において3カ月連続の前年比マイナスとなり、時給の下降傾向が続いています。
一方、9月の時給をエリア別にみると、関西エリア、九州エリアで前年同月比、前月比ともにプラスと好調です。また東海エリアでは「技能・労務系」が9カ月連続で前年同月比プラスに。自動車を中心に、輸出増に向けて製造工の採用を加速させる企業が多く、時給を引き上げて採用を行う動きが一部でみられます。
全般的な求人動向については、7月~9月の求人数は前年同月比プラスで、採用に意欲的な企業が増加しています。震災の影響をみると、サマータイムの導入や、土日操業に伴う "通常と違う時間・曜日に働いてもらうため"の追加のスタッフ募集による求人がみられました。加えて、関東において被災地の産物を物産展で販売したり、お中元で贈ろうといった社会的な動きから、震災復興に関する求人が増えた点も特徴的でした。
(メディアディビジョン ディビジョン長 横道 浩一)
※ 2008年2月のサイトリニューアルに伴い、職種名称を一部変更しました。
※ 2008年10月に職種名称を一部変更しました。
※ 2009年5月のサイトリニューアルに伴い、平均賃金集計対象職種を一部変更しました。
※ 「営業系」はサンプル数が一定数に達していないことから、発表内容からはずしております。
※ 調査は2002年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
詳細の資料をご希望の方は、広報部までご連絡いただくか、下記よりダウンロード可能です。
【参考】
anで実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しております。
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /10月20日発表・同委員会プレスリリースより転載)