ディスコ、『採用活動に関する企業調査』(2011年7月)結果を発表
~7月下旬時点で、約6割が採用選考を継続中
就職情報会社・株式会社ディスコ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:夏井丈俊)は、全国の主要企業16,868社を対象に、2012年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査を行いました(調査時期:2011年7月25日~8月1日、回答社数:1,104社)。
7月下旬の調査時点で2012年3月卒業予定者の採用選考を「終了した」企業は、全属性の総合で39.3%と、前年同期調査(47.5%)を8.2ポイント下回りました。それでも、東日本大震災の影響で選考開始を遅らせた企業も選考活動を着実に進めており、「終了した」割合は前回(6月中旬)調査時の25.4%から13.9ポイント増えています。また、従業員規模が大きくなるほど終了した割合が高くなるものの、前年からの下げ幅はどの規模も大差はなく、全体的に長期化の様相を呈しているといえそうです。(別紙図表1、2参照)
1.既卒者の「新卒扱い」での受付対応状況について
昨秋、政府から業界団体等に「3年以内既卒者の新卒扱い」が要請されたことを受け、各社の対応状況について聞きました。既卒者を「今年度から受け付けることにした」企業は全体の14.7%で、要請以前から受け付けていた企業を足し合わせると、57.2%と6割近くの企業が受け付けていることがわかりました。(別紙図表3参照)
既卒者を受け付けている企業に、卒業後何年目までの既卒者を受け付けているか重ねて聞いたところ、「規定は設けていない」が51.1%と半数以上を占めました。年数の規定で最も多かったのは「3年以内」(34.7%)でした。(別紙図表4参照)
また、既卒者の就労経験については、「規定を設けていない」企業が67.9%と7割近くある一方で、「就労経験がないことを必須としている」企業も26.7%と約3割にのぼっています。(別紙図表5参照)
2.既卒者への内定出しについて *「内定」には「内々定」を含みます。
既卒者を受け付けている企業の中で、すでに内定を出した(予定を含む)企業は13.7%でした。残り9割近くが、現状では内定を出していないことがわかります。
従業員規模別に見ると、中小企業(~299人)で内定を出したのは10.2%、中堅企業(300~999人)も13.3%にとどまりますが、大手企業(1000人以上)は22.7%と2割を超えています。(別紙図表6参照)
3.2013年3月卒業予定者の採用人数について
来年度(2013年度)の採用人数の見込みについて聞いたところ、全体で46.6%の企業が「今年度並み」と回答しました。「増える」と回答した企業は8.8%で、「減る」との回答(5.2%)を3.6ポイント上回っています。しかし回答企業のコメントを見る限りでは、震災の影響などによる業績・景気の先行きを不安視する声も根強くあり、それを反映してか「未定」とする企業も約4割に上りました。(別紙図表7参照)
リリース本文ならびに添付資料はこちら(PDF:145KB)
《『採用活動に関する企業調査』
~2012年3月卒業予定者等の採用活動に関する企業調査<7月調査>~概要》
調査対象 : 全国の主要企業 16,868社
調査方法・期間 : インターネット調査法 2011年7月25日~8月1日
回答社数 : 1,104社
調査機関 : 株式会社ディスコ キャリアリサーチ
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
(株式会社ディスコ http://web.disc.co.jp/ /8月15日発表・同社プレスリリースより転載)