ロバート・ウォルターズ、昇給に関する実態調査を実施
“2011年日本、専門職の3分の1が昇給なし”
専門分野に特化したグローバルスペシャリスト人材紹介会社、ロバート・ウォルターズの日本法人、ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:デイビッド スワン)は、同社のグローバルWebサイトでアンケートを実施し、世界的な調査を行いました。その結果、2011年はアジアが世界の中で昇給の割合が最も高かったにもかかわらず、日本で働く専門職のうち27%が昇給を受けていないことが明らかになりました。
■ 調査概要
調査対象者 : 当社グローバルサイト訪問者
有効回答者数 : 3,261人
調査方法 : 当社グローバルサイト内にアンケート項目を掲載
調査期間 : 2011年3月15日~2011年5月4日
■ 調査結果 概要
調査によると、日本で働く回答者のうち、44%が1~5%の昇給、16%が6~10%の昇給、2%が11~20%の昇給、11%が21%を上回る昇給を受けた結果となりました。
一方、他のアジア各国の市場を見ると、回答者のうち10%以上という最大の昇給幅に該当したのは、中国では45%、タイでは26%、マレーシアでは24%、シンガポールでは22%、香港では21%でした。対する日本は、13%に留まりました。
ロバート・ウォルターズ・ジャパンの大阪オフィスマネジャー、ナサニエル・ペンバートンは次のようにコメントしています。
「2011年初めにはわずかながら回復の兆しが見られたものの、3月の震災以来日本企業には慎重な姿勢が目立っています。これが、とりわけ不振にあえぐ製造業において昇給が見られない要因となっている可能性があります。」
「関西に一時的に拠点を移した企業の今後を判断するのは時期尚早だが、長期的な移転が決定的になれば、東京を拠点とする企業からスペシャリストを呼び寄せ、一流の人材を手放さないよう、昇給が行われる可能性があると思います。」
2011年において昇給が全くなかった専門職の割合が特に多かったのは、アイルランド(回答者の65%)、ニュージーランド(同49%)、ベルギー(同39%)、オーストラリア(同35%)でした。
◆ ロバート・ウォルターズについて
ロバート・ウォルターズ株式会社は、1985年、英国ロンドンにて設立され、世界21カ国の主要都市に44の事業所を有するグローバル人材紹介会社です。2000年に設立した日本オフィスでは、全ての業界を対象に、専門分野に特化した人材紹介および人材派遣サービスを提供しています。当社は、日系中小企業から大手企業、世界有数のグローバル企業に至るまで、幅広い層のクライアント企業と取引があります。
人材紹介の業種と職種は多岐に渡り、銀行・証券、投資、不動産・保険、経理・財務、IT、法務・コンプライアンス、営業・マーケティング、人事、秘書・サポート業務、物流・購買・サプライチェーン、リテール、サービス業、医療・医薬・バイオ分野を専門としています。
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ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 http://www.robertwalters.co.jp /6月22日発表・同社プレスリリースより転載