人材紹介のJACが技術情報サービスのパテントビューロに出資
独占的な業務提携で専門職採用支援を加速
人材紹介の株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント(代表取締役社長・COO:松園健、本社:東京都千代田区、以下「JAC」)はこのほど、技術者・研究者向けに技術情報サービスを提供する株式会社パテントビューロ(代表取締役社長:永井歩、本社:東京都文京区、以下「パテントビューロ」)に、同社株式の10%にあたる約5000万円を出資し、人材紹介事業における業務提携関係を独占的に強化いたしました。
両社は昨年2月から、素材、電池、環境など日本経済の鍵を握る注目分野に特化する形で計122の専門職採用支援ウェブサイトを共同運営しており、これを通じて昨年は約50件、約7000万円の成約を人材紹介事業で計上。また、継続的な採用支援サイトの増強と改良により、新規の登録人材も現在は昨年比約3倍の月間約500人に増加しています。今回の出資は、両社による共同事業が当初目標としていた年間成約額4億円の軌道に乗り、将来的にも有望であることから決定されたもので、独占的な業務提携によって協力体制をさらに強化し、企業の採用温度が高い先端分野の専門職採用支援をさらに加速させます。
共同運営する各サイトには、パテントビューロが運営する技術者・研究者向けの特許技術情報サイト「astamuse(アスタミューゼ)」(月間利用者約120万人)内で関連情報等を閲覧した専門人材を誘導し、JACが各企業から委託された具体的な求人情報を提供します。その上で、JACが企業に該当の人材を紹介し採用活動を支援します。人材が採用された場合、企業から支払われる紹介手数料をJAC7、パテントビューロ3の割合でシェアし、両社の収益とします。
今回、人材紹介事業で独占的な業務提携を締結したパテントビューロは、技術情報の活用促進を目的として2005 年に設立されました。特許、商標、著作権などの各分野で、最新動向を無料提供するポータルサイトを展開するほか、知的財産にかかわる審決、判例のデータベースも運営しています。両社の共同事業に使われている「astamuse」はフリーワードで気になる特許技術情報を多角的に検索できるなど、高度な情報処理技術力が特徴です。
一方、JACは今回の出資により、登録の獲得が困難な需要の高い先端専門職人材を確保。海外JACグループ(業務提携先)も駆使しながらグローバルな売り込みを図り、成約単価の引き上げによる全社の高収益化と成約率の向上による生産性の改善に弾みをつける方針です。
株式会社ジェイエイシーリクルートメント http://corp.jac-recruitment.jp/ /6月13日発表・同社プレスリリースより転載