ISID、三菱商事の新人事システムを構築
~戦略的人材活用をパッケージソフト「POSITIVE」で支援~
株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、資本金:81億8,050万円、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 健、以下三菱商事)の新人事システムをパッケージソフト「POSITIVE(ポジティブ)」で構築しました。本システムは三菱商事の戦略的人材活用の情報基盤となるもので、子会社1社を含む約8,000名を対象として、2011年1月に稼働を開始しました。
■ 背景 ■
三菱商事では、2010年度から開始した3ヵ年の中期経営計画において、「多様性を束ねる経営」を主な施策の一つとして掲げ、事業や収益モデルの多様化に伴う、拠点、人材、ITにかかわる経営基盤の考え方の抜本的な見直しを進めています。また従来の人事システムが保守サポート終了を迎えることもあり、今後の経営戦略に沿った連結人材マネジメントを支援する次期人事システムの構築を決定しました。
新人事システムには、連結経営・グローバル化に伴うシステム対象範囲の拡大に対応可能であることを必須条件として複数のパッケージソフトを比較検討した結果、ISID の「POSITIVE」が採用されました。
■ POSITIVE 採用のポイント ■
(1) 三菱商事グループで共同利用が可能なシステムであること。
三菱商事では、連結経営やグローバル化の推進に伴い、グループ企業や海外のコア人材なども新人事システムに取り込んでいく予定です。「POSITIVE」は、制度や運用が異なる複数企業を1つのシステムで管理可能なマルチカンパニー機能を有しており、大規模な企業グループでの導入・運用実績を多く持つことから、その信頼性と拡張性が評価されました。
(2) 導入コストのみならず、システム運用コストも低減可能なこと。
「POSITIVE」は、大手企業の人事部門で必要とされる業務機能を網羅し、かつきめ細かい設定が可能なため、業務適合率が高く、導入時の個別開発を最小限に抑えることができます。また導入後も新規項目の追加や、簡易な帳票の作成はエンドユーザーである人事部門の担当者自身で対応でき、システム維持にかかる運用コストの低減も可能であることが高く評価されました。
(3) 人事情報の照会・検索が容易にでき、人事情報の戦略的活用が可能なこと。
従来の人事システムは、人事管理の実務効率化を図ることを主眼に構築されており、人事情報を活用するための照会・検索といった面での利便性向上が課題となっていました。「POSITIVE」は人事情報の照会・検索が容易にできる機能を備えており、必要なデータを即時に入手することができる操作性が高く評価されました。
ISID では人事・給与・就業パッケージソフトとして、大手企業向けの「POSITIVE」と中堅企業向けの「STAFFBRAIN(スタッフブレイン)」を提供しており、累計約1,100 社に導入されています。両製品をコアとするHRM(Human Resource Management)ソリューションビジネスを強化し、企業の規模、業種・業態を問わず積極的に展開していきます。
株式会社電通国際情報サービス http://www.isid.co.jp /同社プレスリリースより転載