マネジメントベース、「論点把握力」と「書くスキル」を把握する
全く新しいタイプの適性検査(アセスメント)を販売開始
マネジメントベース(東京都文京区、本田宏文・代表取締役)は、採用選考における能力把握の新しい手法として、ホワイトカラーの業務に直結する「論点を把握する力」と報告書や企画書等を「書く力」を把握するアセスメント「DLPワーク」を開発し、12月よりサービスの販売を開始致します( http://www.hr-base.jp/ )。
■ サービス内容:
ケース資料を基に、要点まとめて資料を作成し報告するテスト
今回、提供する「DLPワーク」は、ビジネススクールで用いられるケーススタディ調の資料と白紙の回答用紙、その採点シート、採点マニュアルにより構成されます。
ワークの内容は、情報を読み、整理・要約し、正しい日本語で書く力(Document)、その際、論理的に要点を把握、文章を構成する力(Logical)、作成した資料をもとに人に伝える力(Presentation)をみるものになります。選考プロセスに盛り込んだ場合、1セット1時間以内で完結できる内容になっています。
■ 背景となる問題意識:
わかりづらく、ピントのズレた資料しか書けない若手社員
就職氷河期をくぐり抜けて大手企業に入ったにも関わらず、最近の若手社員について、一部では、次のような声が現場から聞かれます。
− 口頭では話せるが、文章が幼稚・稚拙
− 日報(報告書)を書かせても、要領を得ず、何を言いたいのかわかりづらい
− 打ち合わせ資料、企画書等の資料作成能力が低く、他者を説得できない
− 情報収集力はあるが、そこから論点や示唆を読みとる力が弱くズレている
最近のホワイトカラーの業務内容、アウトプットをみると、パソコン等を用いて、資料を作成し、報告、提案、営業を行うものが多くなっています。
一方で、企業側の採用選考プロセスをみると、コミュニケーション能力を重視するものが多く、口頭である程度話せる人が重宝される傾向があります。そこに、書く力や論点を把握する力をみるアセスメントを導入している企業はごく小数です。
従来の適性検査の知的能力検査では習熟性も高く限界があると考えます。また、小論文等を課している企業もありますが、採点する企業側の負担が大きく、かつ評価が主観的になりやすいため、採用アセスメントとして有効に活用できないケースが目立ちます。
■ メリット:
大企業・中小企業共に、採用の質向上により、優秀な人材を見抜くことに貢献します
企業の中で、「書く文章がわかりづらく、作成した資料がポイントを外している人」は、十年経っても、同じように、わかりにくい資料を作成し、ピントがずれていると判断されることが多いようです。このように、「書く力」、「論点把握力」は一朝一夕に改善が図れるものではなく、潜在的なセンスにも近いスキルです。企業の業務でも非常に重要なスキルでもあるため、採用の段階で、このスキルを見抜き、優秀な人材を採用することは、人材の質の向上に大きく貢献すると考えられます。昨今の採用活動を鑑みて、大企業、中小規模共にメリットが考えられます。
大企業にとってのメリット:
選考力の向上があげられます。大企業では100倍を超える学生の応募があり、後半の選考段階では甲乙つけがたい状況が発生します。また面接を何度も実施するなど負担も多く、その割に新たな側面を見抜くことは難しいです。本アセスメントを導入することで従来とは全く異なる側面を把握できます。甲乙つけがたい中で優秀な人材を明確にすることが可能になります。
中小企業にとってのメリット
多くの学生は安定している大手企業から志望する傾向が強いため、中小企業が大手企業と同じ視点で選考を行っている限り、大手を落ちた見劣りのする人材しか発見できず、来てくれないとなげく状況になりがちです。大手企業では落とされたが、実は逸材という人材を発見することが困難です。その点、差別化という点で、異なるアセスメントの導入により、逸材の発見が可能になり、人材の質の向上に寄与すると考えます。
■ 幅広い利用シーン:
新入社員/内定者/若手研修、課長昇進試験等での利用
実際にご利用頂いている企業様やご紹介の過程の中で、企業様から採用のアセスメントだけではなく、課長等中間管理職の登用試験の一つとして使えないか、新入社員や若手のビジネススキル研修として使えないかというご要望を頂いております。 弊社では、研修用にアレンジした版のご用意も致しております。
マネジメントベース http://www.hr-base.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・12月3日