シスメックス、従業員の健康管理を支援する
SaaSサービス「保健指導最適化サービス PROWELL Opti」を発売
シスメックス(本社:神戸市、代表取締役社長:家次 恒 以下「シスメックス」)は、新たな健康支援サービス「保健指導最適化サービス PROWELL Opti」(以下「プロウェル オプティ」)を12月1日より発売します。
これは企業で行う健康指導のための新たなSaaS※1型の健康支援サービスであり、これまで培ってきた検体検査における分析のノウハウと、ドラッグストアや店舗のヘルスケアコーナー向けの健康支援サービスなどで得たノウハウをもとに開発したものです。
昨今、生活習慣病および予備軍の増加とともに、人々の健康に対する関心はより高まっています。企業においても、健康診断における検査結果の有所見率※2上昇にともない、医療費負担料率の増加だけでなく、疾患による休業のための労務費負担の増加など、経営リスクの高まりが危惧されています。
これらのリスクを回避・低減するため、各企業においては、従業員に対する生活習慣病対策が講じられ、生活習慣の改善指導などが行われています。一定の効果が期待されていますが、統一された改善指導手法はなく、指導者の経験やスキルなどの違いから指導内容や方法に個人差が生じ、結果として指導効果にも差が生じています。
このたびシスメックスが開発・発売する「プロウェル オプティ」は、健康診断の検査結果から生活習慣改善が必要と判断された従業員(以下「対象者」)に対して、企業が行う改善指導の指導者をサポートするSaaSサービスです。
「プロウェル オプティ」は、健康診断の検査結果と、生活習慣に関する設問から得られた分析結果から、推奨する指導方法と効果的な生活習慣見直しポイントを自動で作成することができます。見直しポイントを優先順に表示したり、疾患発症リスクや個人の体型などを視覚的に表示することで、対象者への動機付けや、指導手法を統一することができ、結果として改善効果の向上が実現できます。また、対象者本人が生活習慣見直しのために取り組んだ行動内容を毎日記録することで、その行動を習慣化するきっかけにもつながります。
発売から初期段階においては、生活習慣病のもとといわれる肥満にフォーカスを当てたサービスとなりますが、今後は高血糖や高血圧の改善などへも順次機能を追加していく予定です。
今後もシスメックスが企業理念として掲げる「ヘルスケアの進化をデザインする。」というミッションの実現を目指すとともに、健康で豊かな社会づくりに貢献していきます。
※1 Software as a Serviceの略で、必要なサービスを必要な分だけ利用できるソフトウェアサービス。一般的にインターネット経由で利用できる
※2 健康診断を受診した労働者(従業員)のうち、異常と診断された項目のある人が占める割合
<サービス概要>
名称 : 保健指導最適化サービス PROWELL Opti(プロウェル オプティ)
対象市場 : 日本
発売時期 : 2010年12月1日
特徴 :
- 健康診断の検査結果と生活習慣データから、個人にあった指導法と生活習慣改善ポイントを自動作成し、健康指導の経験によらず一定の指導を行うことが可能
- 指導対象者一人ひとりの現状の生活習慣の問題を写真や図で示すことにより、対象者への動機付けが可能
<利用手順>
- 指導者が、健康診断の結果を入力
- 対象者が、生活習慣に関する設問へ回答を実施
- 1、2 で収集したデータから、指導方法と生活習慣改善ポイントが自動作成される
- 指導者と対象者が初回の面談を行い、対象者へ検査結果の問題点および原因と、将来の健康リスクなどの現状認識をさせる。自動生成された改善ポイントを元に対象者個人にあった効果の出る改善計画を決定
- 対象者が毎日の改善計画の実施状況を記録。指導者は状況を見ながら適宜追加の指導を実施
- 中間面談を実施し、計画実施状況と効果を共有
- 最終面談を実施し、効果を確認
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
シスメックス http://www.sysmex.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・12月2日