日経HR、「リーマン・ショックから2年 金融業界の転職」に関するアンケート
日本経済新聞社の子会社で、就職・転職情報サービスの日経HR(東京都千代田区、和田昌親・社長)は、日経キャリアNET 会員に向け、「リーマン・ショックから2年 金融業界の転職」に関するアンケート調査を2010年9月中〜下旬に行い、金融業界・職種経験者324人からご回答を得ました。リーマン・ショック(2008年9月中旬)から現在までの転職の有無、年収の増減、転職先にしたい金融機関名などの回答から、その一部をご紹介します。
■ 転職者の割合は20代が33%でトップ
リーマン・ショックからの2年間で転職した人は25%、現在も転職活動中の人は29%だった。転職者を年代別に見ると、20代が33%、30代が26%、40代が22%と、若い人ほど転職者比率が高い結果となった。
■ 転職・離職の理由は会社都合45%、自己都合55%
転職・離職のきっかけは、会社都合45%、自己都合55%だった。年代別では、40代の会社都合が多く54%、次は30代(44%)、20代(23%)の順だった。
■ 転職活動の平均期間は6ヵ月
前の会社に在職中に転職先を決めた人は39%。離職後に転職活動を始めた人の平均転職活動期間は6ヵ月だった。年代別の平均転職活動期間は、20代(5.4ヵ月)、30代(4.9ヵ月)、40代(6.3ヵ月)。20代は在職中に決まった人も含めると、3ヵ月以内に決まった人が68%にも達した。
■ 転職後、年収ダウンは6割に
転職前と比べて年収がダウンした人は59%と、年収がアップした転職者22%の倍以上に達した。変わらない人は19%。金融危機による景気後退期の転職では、年収ダウンの割合が大きい結果となった。
■ 1位は三菱東京UFJ銀行。2位は外資のゴールドマン・サックス証券
転職したい金融機関の1位は国内最大手の三菱東京UFJ銀行。2位は外資のゴールドマン・サックス証券。3位は証券最大手の野村證券。日本銀行と三井住友銀行は4位に入った。
【 調査概要 】
○ 調査方法
日経キャリアNET会員の中から金融業種・職種経験者にアンケートを依頼。
WEBを使ったアンケート方式で、324人から回答を得た。
○ 調査期間
2010年9月17日〜9月30日
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
日経HR http://www.nikkeihr.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・10月22日