インターワークス、2009年4月度
医療介護系の平均賃金を発表(関東エリア)
インターワークス(東京都港区、岡田稔・代表取締役)では、2008年5月よりサービスを開始した医療と介護の専門求人サイト「医療介護ワークス」に掲載をしている約70社のデータから、2009年4月の関東エリアの職種別平均時給・平均月給の分析を行いましたので、結果をお知らせいたします。(※「医療介護ワークス」上で分類されているエリア、職種)
【 関東の状況、職種別傾向について 】
関東地方の4月の職種別求人件数は、3月に引き続き看護師が1,307件と一番多い結果となり、3月より241件プラスし、介護・ヘルパー職でも869件で3月より12件プラスとなりました。関東地方全体の求人件数は、3月より105件プラスの3,096件となりました。
一方、4月の平均賃金を見てみますと、看護師の平均時給は1,777円で3月より6円のプラス、平均月給では265,023円で6,664円のマイナスとなりました。また、介護・ヘルパー職の平均賃金を見てみますと、平均時給1,148円で3月より15円のマイナス、平均月給188,576円で6,012円のプラスとなりました。
【 今後の動向について 】
医療介護ワークスでは、毎月更新するコンテンツとして「今月の特集」を始めました。5月の特集では、慢性化している看護師不足の解消に向けての取組みを紹介する『チャレンジ研修で不安解消 看護師の復職支援が本格化』を掲載しております。
現在、准看護師・看護師の免許を有しながらも、子育てなどのために医療現場から離れた、いわゆる「潜在看護職員(55万人)」に対し、日本医師会による復職支援が行われています。
2008 年、日本医師会により、潜在看護職員の把握や潜在看護職員を対象としたアンケート調査等を行う「潜在看護職員再就職支援モデル事業」が実施され、この結果として「潜在看護職員再就職支援モデル事業報告書」が発表されました。アンケート結果から潜在看護職員の7割が復職の意思があり、その8割がブランクを埋めるための研修を「受けたい」と希望していることが分かりました。再就職を望んでいる潜在看護職員には現場復帰の希望はあるものの、進歩の著しい医療現場への不安もあるため、特に「看護技術(実技研修)」、次いで「IT関連知識(電子カルテ等)」や「医療安全(医療機器、医療事故、感染管理等)」などの研修が強く望まれております。
これらの結果を受けて、多くの病院や看護学校等で再チャレンジ研修が実施されております。今後、再チャレンジ研修の認知度の向上及び利用者の増加に伴い、潜在看護師の復職活性化が期待されます。
【 キーワードランキングの傾向 】
求職者が医療介護ワークス上で検索したフリーワード上位20位のランキングは、「正社員」が1位となり、引き続き求職者の安定志向が見受けられます。一方、「夜勤」(前月5位から2位)、「夜勤専従」(前月11位から10位)になるなど、自分に合った働き方ができる仕事や高収入となる仕事を求める求職者が増えている傾向が見受けられます。
また、4月1日からの介護報酬引き上げや人材サービス各社による介護資格取得を支援する取り組みが盛んに報道されたことを反映して、「介護」は10位から6位への上昇が見られました。
※ 地域表、職種の総平均時給・平均月給は別表をご参照ください。
→ 2009年4月医療介護ワークス平均時給調査pdf
※ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
インターワークス http://www.inter-works.jp/同社プレスリリースより抜粋・6月5日