毎日コミュニケーションズ・2010年卒学生対象
「就職活動アンケート 12月の動き」調査結果を発表
就職情報サイト「マイナビ2010」を運営する 毎日コミュニケーションズ<以下、マイコミ>(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2010年卒業予定の学生を対象とした3回目のアンケート「学生の就職活動アンケート12月の動き」の調査結果を発表しました。概要は以下の通りです。
【 調査結果の概要 】
■ 重視する企業イメージは「社風の良さ」を抑え「安定」が初のトップ。就職したい企業規模は「できるだけ安定している大手企業」
企業選択の際に重視する企業イメージを聞くと(選択肢より優先度の高いものを5つ選択)、例年「社風が良い」との回答がトップだったが、今年は初めて「安定している」(54.2%)が逆転した。また、就職したい企業規模について聞いたところ(選択肢より当てはまるものを2つ選択)、「できるだけ安定している大手企業に入りたい」と回答する割合が60.1%(対前年6.0%増)と、昨年同様最も高い結果となった。また、「できるだけ知名度が高い有名企業に入りたい」(10卒:35.3% 対前年0.6%増)、「公務員を目指したい」(10卒:6.2% 対前年1.1%増)などの回答も昨年より増えている。
なお、就職環境に関わらず、安定した大手企業や知名度の高い有名企業を支持する割合は年々増加している一方、「やりたい仕事ができるなら規模にこだわらない」は年々減少している。上記いずれからも、今年は学生の「安定」志向の強まりがうかがえる結果となった。(05卒より本項目を調査開始)
■ 就職活動の感触は、3ヵ月連続で「厳しくなる(多少厳しくなる+かなり厳しくなる)」 が多数
先輩と比較して自分達の活動はどうなると思うかを聞くと、3ヵ月連続で「厳しくなる(多少厳しくなる+かなり厳しくなる)」が全体回答の約9割を占めた(10月90.6%、11月89.6%、12月87.5%)。特に、「かなり厳しくなる」との回答は、3ヵ月連続で増加している(10月43.4%、11月54.0%、12月57.0%)。なお、厳しいと思う理由としては、「景気が後退しているから」が91.0%と圧倒的に多く、次いで「内定取り消しの話を聞くから」(71.5%)、「採用数減、失業率増加などの報道を見て」(70.5%)となっている。
■ 12月までの総エントリー数は49.87社と対前年増
12月の一人当たりのエントリー件数は昨年の9.00社から8.56社へと減少している(回答数全体を母数とした集計)。しかし、「マイナビ2010」がオープンした10月以降、学生のエントリー行動が前倒しで行われていることもあり、12月までの総エントリー数は49.87社と昨年の44.43社から5.44社増えている。
■ 個別企業との接触活動が加速、志望業界、志望職種、志望企業の絞込み段階に
12月の活動状況をみてみると、「個別の企業セミナーに予約した」(前半:64.3%
対前年3.2%増、後半:65.0% 対前年1.9%増)、「個別の企業セミナーに参加した」(前半:60.9% 対前年4.2%増、後半:52.5% 対前年1.4%増)、「OB・OGやリクルーターと会った」(前半:18.1% 対前年2.6%増、後半:17.3 % 対前年2.5%増)が対前年で前後半とも増加している。また、志望業界、志望職種、志望企業の絞込み状況も、「(はっきり+漠然と)決まっている」が、それぞれ前年同時期よりも増加している(志望業種:87.5% 対前年1.1%増、志望職種:88.1% 対前年2.0%増、志望企業:79.3% 対前年0.4%増)。企業との接触が増え、業界、職種、企業も絞込みの段階に移ってきているようだ。
【 「学生の就職活動アンケート 12月の動き」調査概要 】
※1989年からモニターアンケートを実施
調査内容: 就職活動状況の定点調査
調査方法: Web上のアンケートフォームより入力
調査期間: 2008年12月26 月〜2009年1月4日
調査対象: 2010年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生
モニター4,000名 有効回答率31.3%
◆ 回答数1,250名(文系男子343名、理系男子305名、文系女子309名、理系女子293名)
※ 調査結果の詳細は、採用サポネットで公開しています。
※ 本リリースの詳細はこちらをご覧ください。
毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・1月14日