ワークポート運営、【IT転職ナビ】
IT業界の「転職動向の調査」を実施
ワークポート(東京都品川区、田村高広・代表取締役社長 CEO)は、『IT・インターネット業界に専門特化した人材紹介会社』という特長を活かし、IT転職ナビの無料転職支援サービス利用者を対象に転職活動の動向を調査し、その結果を定期的に発表いたします。
■ 調査結果概要
ワークポート転職支援サービス利用者に対してインターネット上で「人材紹介会社利用状況」「転職の際に重視するポイント」および「紹介会社を通した転職活動の進め方(応募スタイル)」に関するアンケートを実施しました。
今回の調査結果と、前回の調査結果(注)とを比較し、年収や福利厚生などの環境面よりも、仕事内容にこだわりを持つ転職希望者が増加していることがわかりました。転職希望者の「仕事内容」へのこだわりは、転職活動スタイルにおいても表面化しており、業界・業種などに特化した人材紹介会社の利用者が目立つようになりました。
これは、求人情報には掲載されない詳細な業務内容や企業情報を得たいという、転職希望者の要望がこれまで以上に高まっている結果だと言えるでしょう。
<注> 2008年5月 ワークポート調べ
◆ 『人材紹介会社に対する認知度・求める情報調査結果』
http://www.workport.co.jp/news/news_080612.html
利用紹介会社数(ワークポート調べ)
◆ 『転職希望者の志向から見るIT業界の転職動向』
http://www.workport.co.jp/news/news_080529.html
転職する際に重視するポイント(ワークポート調べ)
■ 調査結果詳細
人材紹介会社の利用状況は「2〜3社を併用するのが主流」という結果となり、前回の調査結果と大きな変化は見られないものの、「1社のみ利用」「4社以上利用」と回答した人の割合は減り、より傾向が顕著となりました。
また、フリー回答による「利用している人材紹介会社名」では、大手人材紹介会社に混じり、専門特化型の人材紹介会社名が目立ちました。これは前回調査時にはあまり見られなかった事象であり、多業種・多業界を総括的に取り扱う大手紹介会社よりも、専門性と豊富な業界知識を持つ紹介会社を志向する人が増加したことを示しています。このことから、転職希望者がこれまで以上に、自身のスキルやキャリア形成に対して拘りを持つようになった表れと言えるでしょう。
「転職活動で重視する項目」「求人企業への応募スタイル」に関するアンケートでも、このことを裏付ける結果となりました。転職活動で重視する項目では、前回65%以上の人が最も重視すると答えた「年収」を抑え、「仕事の内容」が圧倒的多数。企業への応募スタイルも、ある程度方向性を絞った応募スタイルが主流です。 実際にワークポートにお越しいただいた転職希望者からも、「所属する事業部が縮小されることになった」「会社の経営方針転換があり、これまでの業務内容と変わってしまった」といった転職動機が多く聞かれます。また、前回の転職時に給料・待遇面を重視した結果、現在の仕事内容に満足感を得られず、前回の失敗を教訓として再び転職活動を開始する人も少なくありません。
こうした背景のもと、転職希望者はこれまで以上に「仕事内容」へ拘りを持つようになり、転職活動スタイルにおいても、詳細かつ豊富な企業情報・職務内容情報を求める傾向が強まったと言えるでしょう。
■ 紹介会社利用状況
前回(2008年5月)の調査結果から大きな変化はなかったが、「2社利用」「3社利用」と回答した人が「1社のみ利用」と回答したユーザーをそれぞれ上回り、逆に4社以上を併用する人は減少した。また、フリー回答による「利用紹介会社名」では、特定の業界・業種などに特化した中小規模の紹介会社が目立った。
■ 転職活動で重視するポイント
転職希望者に対し、「転職活動において重視するポイント」を上位3項目まで選択してもらったところ、最も重視するのは圧倒的多数で[仕事内容]。続いて、[給与・待遇][やりがい]と続く。福利厚生、就業環境は意外にも少数に留まった。「3番目に重視する項目」では[勤務地]が票を集める結果となり、最重要項目ではないものの、転職において無視できない条件の1つになっていることが伺えた。
■ 紹介会社を通した転職活動の進め方
転職活動中の転職希望者に対し、企業への応募スタイルを調査したところ、ある程度の方向性を絞って転職活動を進める人が多いことがわかった。一方で、「可能性があればたくさん応募していく」は少数派となり、「希望企業のみピンポイントで応募していく」と答えた人の約1/4という結果になった。このことから、自身のキャリアプランを明確にイメージしている転職希望者が多く、それを具現化できる企業への転職を希望する欲求の高さが伺える。
【 調査概要 】
調査期間: 2008年10月15日〜11月14日
調査対象: IT転職ナビの転職支援サービス利用者
有効回答数: 268名
調査方法:インターネット上によるWebアンケート
※ 本リリースの詳細は、こちらをご覧下さい。
ワークポート http://www.workport.jp/同社プレスリリースより抜粋・12月5日