シゴト情報「an」調べ
9月の全国平均時給 対前年同月比0.7%マイナス
インテリジェンス(東京都千代田区、鎌田和彦・代表取締役 社長執行役員)が運営するシゴト情報「an」では、求人メディアに掲載された求人広告から164職種(※)について、平均時給を分析しています。9月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
【 全エリア概況 】
2008年9月の全国平均時給は968円(前月967円、前年同月975円)で、前月比1円の増加となりました。また、対前年同月の増加率は0.7%減少となりました。エリア別では「関東エリア」が1,018円で最も高く、次いで「東海エリア」(992円)、「関西エリア」(963円)となっています。対前年同月の増加率を見ると、「関東エリア」と「東海エリア」で1.4%、「関西エリア」で0.2%の減少となり、それ以外の2エリアで1.0%〜1.4%の増加となりました。職種別では「営業系」が1,111円で最も高く、ついで「専門職系」(1,071円)、「事務系」(1,014円)となっています。また「営業系」、「フード系」の対前年同月の増加率が、全エリアでプラスとなる一方、「専門職系」が、「北海道エリア」(8.9%)以外の4エリアでマイナスとなりました。
【 関東エリア概況 】
関東エリアの平均時給は、1,018円(前月1,032円、前年同月1,033円)で前月比14円の減少となりました。また、対前年同月の増加率は1.4%の減少となりました。
職種別では、「営業系」が1,265円と最も高く、次いで「専門職系」(1,129円)、「事務系」(1,106円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「営業系」(4.3%)、最も減少しているのは「運輸職系」(-4.8%)でした。
【 関西エリア概況 】
関西エリアの平均時給は、963円(前月966円、前年同月965円)で、前月に比べ3円の減少となりました。対前年同月の増加率は、0.2%の減少となりました。職種別では、「専門職系」が1,116円で最も高く、次いで「営業系」(1,046円)、「サービス系」(999円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「営業系」(6.2%)、最も減少しているのは「サービス系」(-2.3%)でした。
【 東海エリア概況 】
東海エリアの平均時給は、992円(前月991円、前年同月1,006円)で、前月比1円の増加となりました。対前年同月の増加率は1.4%の減少となりました。職種別では、「営業系」が1,197円で最も高く、次いで「サービス系」(1,091円)、「運輸職系」(1,038円)となりました。対前年同月の増減で、最も増加しているのは「サービス系」(5.1%)、最も減少しているのは「専門職系」(-14.2%)でした。
【 九州エリア概況 】
九州エリアの平均時給は、834円(前月827円、前年同月823円)で、前月に比べ7円の減少となりました。対前年同月の増加率は1.4%の増加で、10ヶ月ぶりにプラスに転じました。職種別では、「営業系」が1,008円で最も高く、次いで「事務系」(902円)、「専門職系」(901円)となりました。対前年同月の増減は、最も増加しているのは「営業系」(16.7%)、最も減少しているのは「専門職系」(-4.8%)でした。
【 北海道エリア概況 】
北海道エリアの平均時給は、800円(前月789円、前年同月792円)で、前月に比べ11円の増加となりました。対前年同月の増加率は1.0%の増加となりました。
職種別では、「専門職系」が945円で最も高く、次いで「営業系」(940円)、「事務系」(859円)となりました。対前年同月の増減は、最も増加しているのは「営業系」(21.9%)、最も減少しているのは「技能・労務系」(-12.6%)でした。
【 9月の結果から 】
全国の対前年同月の増加率は、0.7%の減少と引き続き停滞傾向にあります。続く景気の先行き不透明感により、各企業は収益の増加が難しくなることを見越し、より一層コスト意識を強めていくことが予測されます。それに伴い人件費増加の抑制傾向も続き、時給の停滞傾向は継続すると考えられます。
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【 参考 】
anで実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、anサービスサイト「 anレポート 」にて公開しております。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp/同社プレスリリースより抜粋・10月27日