アルカーナ、個人・法人が仕事を受発注
コミュニティ型サイト「アポロン」開始
アルカーナ(東京都港区、原田和英・代表取締役社長)は、9月30日、才能を必要としている人と才能を持っている人をマッチングさせるコミュニティ型クラウドソーシングサービス「アポロン」をリリースしました。
■ 概要
アルカーナは、「仕事を依頼したい人(買い手)」と「仕事ができる人(売り手)」をつなぐコミュニティサイト「アポロン」をオープンしました。ビジネスSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)とクラウドソーシング(※1)という特徴を兼ね備えたサービスで、法人・個人を問わず、仕事の委託・受託をユーザー同士で行うことができます。
「買い手」のニーズと、「売り手」の才能のマッチングの場を提供し、その後はサイトで進捗管理が可能です。買い手のニーズの例には、「翻訳を協力して欲しい」「ペットの世話をして欲しい」「キャンペーンサイトのデザインをして欲しい」「英語の家庭教師をして欲しい」などがあり、売り手の才能とは、「ベビーシッターの経験が豊富です」「ウェブサイトのコーディングを短期間でできます」「ECサイトの構築が得意」などです。また知識、技術・ライセンスの売買も可能で「自社製品のレビューをして欲しい」や「新規事業のアイデアが欲しい」「画像認識の技術を提供します」「電話で財務のアドバイス行います」などといった案件にもご利用頂けます。
利用は無料。対象は法人・個人を問わず、双方が仕事や才能を登録することが可能です。また、複数人での受託も可能です。
他のジョブマッチングサイトの違いとして、アポロンでは「コミュニティ性」を重視しており、従来のサイトよりも個人の使いやすさ向上やコミュニケーションによるユーザー同士の信頼感の醸成が可能です。
■ クラウドソーシングサービス「アポロン」: http://apolon.jp/
■ 概要: http://apolon.jp/top/aboutus
■ スクリーンショット(こちらの画像をご利用頂けます): http://www.arcarna.com/press/
■ アポロンのサービスを立ち上げた背景
「個人や法人が持つ専門性を、効率よく社会に提供できる場を作りたい!」という思いから、このサービスは生まれました。
今まで対価を得ることが難しかった専門性でも、アポロンを使って対価を得ることができるようになります。特定の分野に関する深い知識や特殊な技能など、事業概要や履歴書ではアピールしづらいあらゆる専門性を可視化し、それを必要とする人とマッチングができる場を目指しています。
また、「個人の活躍」がますます重要になってくる社会において、個人が活躍できる場を我々は提供します。独自の強みをもった法人の方やフリーランサーのような方、兼業・副業をしたい方、シニアや主婦など時間を活用したい方など様々な法人・個人の方にとって「才能を切り売りできる場」を目指し、社会の活性化に貢献したいと考えます。
■ 利用方法の概略
「仕事の依頼をしたい方(買い手)」は、仕事の詳細と予算を登録。「仕事ができる方(売り手)」は、登録されている仕事を見て見積もりを出します。買い手の予算と売り手の見積もりを入札形式ですりあわせることにより、双方の意向を最大限に反映できる仕組みを採用。お互いの要件が合った場合、仕事が開始されます。仕事の終了後は双方による相手へマイナスの印象を与えない、独自のレビューシステムを開発致しました。
また、売り手は、自分が提供できる才能を提示することもできます。そこから、買い手は売り手をスカウトすることも可能です。才能は「スキル」という名称でキーワード化され、スキルから人や仕事を探すこともできます。
■ 今後の展開に関して
今後は以下の目標を達成できるようなサービス展開を行う予定です
・ 今までビジネスにならなかった才能をビジネスにできる土壌の醸成
・ 個人・法人を問わず、専門性の最適で効率的なマッチングの場の提供
・ 学歴や会社、職歴などの情報に限らず「その人ができること」を重視したマッチングの可能性の追求
アポロンは単なるジョブマッチングに止まらずビジネスを中心としたコミュニティの形成を計ります。現状はコミュニティ要素として、レビュー機能や仕事仲間同士で繋がる機能、才能のキーワード化(タグ化)などを用意。今後はランキングやグループ、自分の作品の投稿機能など各種コミュニティ機能の実装を予定しています。なお、成約数としては年内に80件を見込んでおります。また、将来的には成約に応じた課金を行う場合もあります。
アルカーナ代表の原田和英はこう述べています。「このアポロンは弊社の理念である『個人のエンパワーメント』を可能とするプラットフォームとして位置づけています。今後、フリーランサーやインディペンデントコントラクター(独立契約社員)などがますます増え、個人の活躍の場が広がってきます。そのような社会構造が変わっていく時代に必要となるサービスにできればと考えています」
■ 利用者の利点
【 仕事を依頼したい人(買い手)の利点 】
<安い>
個人に直接発注できるため余分なコストがかからず、安く発注が可能です。
<早い>
スケジュールに合う人を探すことができるので急ぎの案件でも対応可能です。
<多様>
多種多様な売り手が登録されるので、ニッチな案件でも対応可能な人を見つけやすくなります。
<探している人と直接交渉できる>
プロフィールや経歴から探している要件にあった人を直接スカウトすることができます。
【 仕事を受けたい人(売り手)の利点 】
<空いた時間を有効活用できる>
副業や兼業の需要が高まる昨今において、個人の方は空き時間を活用しビジネスに活かすことができます。
<在宅でできる>
老人や主婦など外に出るのが苦手な人でもオンラインで仕事の受託が可能です。また地方や海外の方にとっても案件を獲得しやすい仕組みとなっております。
<新しいクライアントを開拓できる>
営業をしなくても自分の能力を探しているクライアントと出会うことができます。
<人との出会いが増える、人を助けることができる>
定年退職したシニアの方などでもその才能を社会のために活かすことができます。また、仕事を通じて人と出会うことも可能です。
<周りからの評価を受ける>
レビューシステムを利用し、自分の才能や能力を客観的に判断してもらうことができます。
<やりたい仕事ができる>
仕事を選ぶことができるので、自分がやりたい仕事に集中して取り組むことができます。
<自分の才能を活かすことができる>
今までお金にならなかったあなたの才能をビジネスにすることができます。
<チームを組むことができる>
個人で仕事をしている方でも、アポロン上でチームを構成し、複数人で案件に対応することができます。
【※1 クラウドソーシングに関して】
クラウドソーシングとは、クラウド(群衆)とアウトソーシング(外注)を組み合わせた造語。特定の人に案件を委託するのではなく、不特定多数の人に委託するという特徴がある。海外では、複数のクラウドソーシングサービスが立ち上がっており、新しい雇用形態の一種として注目を浴びている。